▼この記事を読むのにかかる時間/約7分
ちゃらーす☆
さて、先日直接見に行ってきたフクアリでのゲーム。
桐谷美玲さんも応援に駆けつけていた例のゲームですねえ。
ちなみに、小島瑠璃子さんもジェフサポーターなんですってよ。
まあ、桐谷美玲さんと高校同じですからね。
僕は実家が近いんで、学生時代は毎日目の前を通ってました。
さて、そんな余談はさておき、家に帰って映像での確認も終えましたから、早速分析です。
------------------------------------------------------------------------------------------------
【システムのマッチアップ】
※図は千葉側から
黒字:千葉/青字:福岡
▼ジェフ千葉
いつも通りのシステム。
4-2-3-1
前節から比べたメンバーで見ると、最前線に⑨森本復活です。
⑪ペチュニクが国際試合に出場&出場停止中で不在。
それ以外は前節と同じメンバーになります。
2列目のクリエイティブで俊敏性の高いメンバーを前節から継続してきましたね。
これがどう出るのか。
▼アビスパ福岡
ちょっと変則的なシステム。
5-3-2
って表現が一番近いかもしれないですね。
攻撃時と守備時でシステムが変更になります。
攻撃時は両WBが高い位置取りで3バックになり。最前線には2枚のFW。
そして守備時には5バックになり、特徴的なのは、⑦金森が中盤に下がる事。
攻守によって⑦金森が最前線と中盤を行ったり来たりします。
攻撃時の中盤3枚は、センターハーフ3枚といった所で、ボランチほど低い位置までは下がらない。
【注目ポイント】
システムや、メンバーの特色は全く異なる両チームですが、実はこの日展開しているフットボール自体は少し似ています。
そして試合の途中でのプラン変更はほとんどなく、この1週間で準備してきたものを信じ抜いて戦い切ったという印象。
その中でも異なった両チームの戦い方に注目!
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前半~
▼まずはホームの千葉、狙いはロングフィード...
まずはホームの千葉が攻勢に出ます。
中盤で㉖井出を中心に、細かいパス交換や連動制は見せるものの、基本的にはロングボールを前線に放り込むシンプルな展開。
相手最終ラインの裏を目がけてロングボール。
敵の頭を超えるような、高いボールを蹴るのが特徴です。
そしてそこへすかさずアプローチ。
福岡のDFラインを押し下げます。
そして。
☆ 8分 千葉得点:1-0
序盤からの狙いがいきなりはまった形でした。
まずは中盤で中途半端に跳ねるルーズボールを、②大岩が高く蹴り上げ、相手DFラインへ。
DFラインも下がって対応しますが、ここでクリアが中途半端になります。
そして、実はここからも千葉の狙っていた部分。
それは、相手の中途半端になったクリアボール、セカンドボールを拾う事。
このシーンでも、高いボールの処理にてこずった⑲堤のヘディングが中途半端になり、目の前の⑨森本が体に当てます。
すると。
そのセカンドボールにいち早く反応した⑭町田がダイレクトで相手DFラインの裏へ。
このボールをDFと並走して受けた⑨森本は、ハーフボレーを叩き込んで先制。
これは⑨森本のストライカーな部分がしっかりと見えたゴールでした。
素早い反応とシュート判断でゴールに結びつけます。
▼同様のシーンを数多く作り出し、一気に畳みかける千葉...
上の得点シーンと同様の形は、このあとも続きます。
このシーンでも高いボールを⑲堤がヘディング処理する所。画像左端では㉙水野がセカンドボールを狙っています。
そして。
徐々に敵陣でプレーする機会の増えた千葉。
コーナーキックからでした。
☆ 11分 千葉得点:2-0
左コーナーが逆サイドまで抜けて、⑰中村の足元へ。⑬金井にスイッチするとすかさず高速クロス。キーパーが何とかパンチングで逃れますが、そのボールは㉙水野の足元へ。迷いなく右足を振り抜いて放ったシュートがゴール右隅に吸い込まれる。
なんと試合開始早々10分程度で2点差。
このまま千葉が押すムードで進んでいくかと思いましたが、福岡も負けずに自分たちの狙いをしっかりと遂行していきます。
▼福岡の狙いもロングボール。そしてセカンドボール...
なんと、千葉と同様、福岡もロングボール中心の攻めを展開してきます。
しかし、千葉と少々異なるのは、裏を狙って高めのボールを蹴る千葉に対して、最前線に競らせるボールを供給する事。
裏へ走りたいのではなく、単純にトップの高さを生かしてきます。
トップに入るFW⑨中原と⑦金森は体の強さを見せます。
この日の空中戦ではまあ負けない。
そして、更に面倒なのが、中盤には絞り気味のポジションを取る3人が中央で目を光らせている事。
トップの2人が競ってこぼれた球を常に狙っています。
中盤の中央の構成を見ると、セカンドボール奪取に関しては福岡に数的に分があります。
また、福岡の攻撃の中心、キーマンはというと。。
⑲堤です。
この日の福岡の攻撃パターンは。
福岡が左サイドから、⑲堤のロングフィード。
この、左サイドから放り込む事をとくにかく徹底してきます。
▼千葉は3トップ気味の守備網を敷くが、大きな助けにはならず...
千葉は相手のロングボールを嫌がってか、最前線に3枚の選手を配置し、発射台を抑えにかかります。
この3トップにする事自体は僕も賛成です。
ただし、プレスのかけ方が中途半端でした。
相手のキーマン、⑲堤が最前線にロングボールを供給しようとしているシーン。
千葉は最前線に3枚置いているのにも関わらず、結局は⑲堤がフリーでロングボールを蹴りやすい状況を作られている。
結局は千葉が敷いた守備陣形もむなしく、しっかりとボールを蹴られてしまします。
1点を返されてから、途端に福岡の流れに。
この1点差のまま、前半を折り返します。
個人的には、前3枚はもっと相手最終ラインに圧力をかけさせて、空いた左サイドには中村を高い位置に置いて埋めさせたいですかねー。
後半~
▼徐々に攻撃の手も封じられていく千葉...
ロングボールを戦術として展開している千葉でしたが、そのボールも、相手の最終ラインの裏まで蹴れなければ、高さに勝る福岡のDFにしっかりと跳ね返されます。
福岡は前線の選手が積極的にプレス。
体力的にはかなりきついと思いますが、このプレスの甲斐あって、千葉はずるずると最終ラインまでボールを下げます。
結局ここからロングボールを放るわけですが、GKからのロングフィードとなると、相手DFラインの裏に落とす事は難しい。
ここから、ゴールキックも含めて、GKのロングフィードを跳ね返されるようになります。
▼左サイドからのフリーキックで徐々に流れを引き寄せる福岡...
福岡は左からのロングボールを駆使している為、慌ててそこにプレスに行く千葉からフリーキックをもらう回数が増えてきます。
そして高さでは千葉を圧倒している福岡の狙いはまさにこれ。
何度もゴールを脅かします。
▼千葉の狙いはそれでも裏...
相手に多少押し込まれているからといって、途中で戦術を変更はしません。
千葉はあくまで裏狙い。
中盤でのルーズなセカンドボールも、シンプルに裏目がけて蹴り込みます。
画像奥。
シンプルに裏へのボールを打ち上げます。
相手のDFラインは下がりながらの対応。
千葉の選手は猛然と走り込みます。
71分 福岡選手交代
⑩城後⇒⑳酒井
そしてそのすぐあとでした。
☆ 74分 福岡得点:2-2
なんとまたもやパスミスから。
⑨森本の不用意なバックパスが敵に渡り、福岡は左サイドに展開。③阿部のクロスに②大岩を遥かに超える高さからのヘディングを⑨中原が叩き込んで同点。
この試合を通して福岡が愚直に繰り返し続けたプレーからの得点でした。
千葉としてはいつもの嫌な流れ。
ここから一気にあわただしくなります。
74分 千葉選手交代
㉙水野⇒➇谷澤
※㉖井出を右に出して、左に➇谷澤。
75分 福岡選手交代
⑦金森⇒⑪坂田
80分 千葉選手交代
⑨森本⇒⑲阿道
86分 千葉選手交代
⑯佐藤⇒③田代
一気にだーっと選手交代が続きましたが、スコアが動かないままに選手が入れ替わっていく。
終盤はムードとしては福岡が押せ押せ。
千葉は耐えながらカウンターの機会を伺うような流れとなりますが、結局このまま試合終了。
千葉はホームで2点のリードを守り切れずに追いつかれる形となりました。
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うーん、この終盤に追いつかれてモヤモヤした気分でスタジアムを後にするのは何度目だろうという気分。
これは皆さん同じかと思います。
ただ、ロングボールを裏に蹴っていたのにも当然狙いを持ってやっていた事だと理解はいただきたい。
そして、選手に向かって「蹴ってばかりいるな!」という人もいますが、選手は監督の指示も下にやっているわけなので、戦術にケチをつけるなら矛先は監督です。
まあ、この辛い時期をしっかりと持ちこたえて、再び勝てるジェフを見せてください!
WIN BY ALL!!
ちゃらーす☆
さて、先日直接見に行ってきたフクアリでのゲーム。
桐谷美玲さんも応援に駆けつけていた例のゲームですねえ。
ちなみに、小島瑠璃子さんもジェフサポーターなんですってよ。
まあ、桐谷美玲さんと高校同じですからね。
僕は実家が近いんで、学生時代は毎日目の前を通ってました。
さて、そんな余談はさておき、家に帰って映像での確認も終えましたから、早速分析です。
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【システムのマッチアップ】
※図は千葉側から
黒字:千葉/青字:福岡
▼ジェフ千葉
いつも通りのシステム。
4-2-3-1
前節から比べたメンバーで見ると、最前線に⑨森本復活です。
⑪ペチュニクが国際試合に出場&出場停止中で不在。
それ以外は前節と同じメンバーになります。
2列目のクリエイティブで俊敏性の高いメンバーを前節から継続してきましたね。
これがどう出るのか。
▼アビスパ福岡
ちょっと変則的なシステム。
5-3-2
って表現が一番近いかもしれないですね。
攻撃時と守備時でシステムが変更になります。
攻撃時は両WBが高い位置取りで3バックになり。最前線には2枚のFW。
そして守備時には5バックになり、特徴的なのは、⑦金森が中盤に下がる事。
攻守によって⑦金森が最前線と中盤を行ったり来たりします。
攻撃時の中盤3枚は、センターハーフ3枚といった所で、ボランチほど低い位置までは下がらない。
【注目ポイント】
システムや、メンバーの特色は全く異なる両チームですが、実はこの日展開しているフットボール自体は少し似ています。
そして試合の途中でのプラン変更はほとんどなく、この1週間で準備してきたものを信じ抜いて戦い切ったという印象。
その中でも異なった両チームの戦い方に注目!
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前半~
▼まずはホームの千葉、狙いはロングフィード...
まずはホームの千葉が攻勢に出ます。
中盤で㉖井出を中心に、細かいパス交換や連動制は見せるものの、基本的にはロングボールを前線に放り込むシンプルな展開。
相手最終ラインの裏を目がけてロングボール。
敵の頭を超えるような、高いボールを蹴るのが特徴です。
そしてそこへすかさずアプローチ。
福岡のDFラインを押し下げます。
そして。
☆ 8分 千葉得点:1-0
序盤からの狙いがいきなりはまった形でした。
まずは中盤で中途半端に跳ねるルーズボールを、②大岩が高く蹴り上げ、相手DFラインへ。
DFラインも下がって対応しますが、ここでクリアが中途半端になります。
そして、実はここからも千葉の狙っていた部分。
それは、相手の中途半端になったクリアボール、セカンドボールを拾う事。
このシーンでも、高いボールの処理にてこずった⑲堤のヘディングが中途半端になり、目の前の⑨森本が体に当てます。
すると。
そのセカンドボールにいち早く反応した⑭町田がダイレクトで相手DFラインの裏へ。
このボールをDFと並走して受けた⑨森本は、ハーフボレーを叩き込んで先制。
これは⑨森本のストライカーな部分がしっかりと見えたゴールでした。
素早い反応とシュート判断でゴールに結びつけます。
▼同様のシーンを数多く作り出し、一気に畳みかける千葉...
上の得点シーンと同様の形は、このあとも続きます。
このシーンでも高いボールを⑲堤がヘディング処理する所。画像左端では㉙水野がセカンドボールを狙っています。
そして。
徐々に敵陣でプレーする機会の増えた千葉。
コーナーキックからでした。
☆ 11分 千葉得点:2-0
左コーナーが逆サイドまで抜けて、⑰中村の足元へ。⑬金井にスイッチするとすかさず高速クロス。キーパーが何とかパンチングで逃れますが、そのボールは㉙水野の足元へ。迷いなく右足を振り抜いて放ったシュートがゴール右隅に吸い込まれる。
なんと試合開始早々10分程度で2点差。
このまま千葉が押すムードで進んでいくかと思いましたが、福岡も負けずに自分たちの狙いをしっかりと遂行していきます。
▼福岡の狙いもロングボール。そしてセカンドボール...
なんと、千葉と同様、福岡もロングボール中心の攻めを展開してきます。
しかし、千葉と少々異なるのは、裏を狙って高めのボールを蹴る千葉に対して、最前線に競らせるボールを供給する事。
裏へ走りたいのではなく、単純にトップの高さを生かしてきます。
トップに入るFW⑨中原と⑦金森は体の強さを見せます。
この日の空中戦ではまあ負けない。
そして、更に面倒なのが、中盤には絞り気味のポジションを取る3人が中央で目を光らせている事。
トップの2人が競ってこぼれた球を常に狙っています。
中盤の中央の構成を見ると、セカンドボール奪取に関しては福岡に数的に分があります。
また、福岡の攻撃の中心、キーマンはというと。。
⑲堤です。
この日の福岡の攻撃パターンは。
福岡が左サイドから、⑲堤のロングフィード。
この、左サイドから放り込む事をとくにかく徹底してきます。
▼千葉は3トップ気味の守備網を敷くが、大きな助けにはならず...
千葉は相手のロングボールを嫌がってか、最前線に3枚の選手を配置し、発射台を抑えにかかります。
この3トップにする事自体は僕も賛成です。
ただし、プレスのかけ方が中途半端でした。
相手のキーマン、⑲堤が最前線にロングボールを供給しようとしているシーン。
千葉は最前線に3枚置いているのにも関わらず、結局は⑲堤がフリーでロングボールを蹴りやすい状況を作られている。
結局は千葉が敷いた守備陣形もむなしく、しっかりとボールを蹴られてしまします。
1点を返されてから、途端に福岡の流れに。
この1点差のまま、前半を折り返します。
個人的には、前3枚はもっと相手最終ラインに圧力をかけさせて、空いた左サイドには中村を高い位置に置いて埋めさせたいですかねー。
福岡のパス回しなどの細かいプレーはまだ怖くないので、やらせていいトコ、ダメなトコを割り切らないと。。
それから、セカンドボールを拾う為に、最前線に鈴木隆行とか入れて高さをイーブンにして、相手のクリアを短くするのもありかなー。
後半~
▼徐々に攻撃の手も封じられていく千葉...
ロングボールを戦術として展開している千葉でしたが、そのボールも、相手の最終ラインの裏まで蹴れなければ、高さに勝る福岡のDFにしっかりと跳ね返されます。
福岡は前線の選手が積極的にプレス。
体力的にはかなりきついと思いますが、このプレスの甲斐あって、千葉はずるずると最終ラインまでボールを下げます。
結局ここからロングボールを放るわけですが、GKからのロングフィードとなると、相手DFラインの裏に落とす事は難しい。
ここから、ゴールキックも含めて、GKのロングフィードを跳ね返されるようになります。
▼左サイドからのフリーキックで徐々に流れを引き寄せる福岡...
福岡は左からのロングボールを駆使している為、慌ててそこにプレスに行く千葉からフリーキックをもらう回数が増えてきます。
そして高さでは千葉を圧倒している福岡の狙いはまさにこれ。
何度もゴールを脅かします。
▼千葉の狙いはそれでも裏...
相手に多少押し込まれているからといって、途中で戦術を変更はしません。
千葉はあくまで裏狙い。
中盤でのルーズなセカンドボールも、シンプルに裏目がけて蹴り込みます。
画像奥。
シンプルに裏へのボールを打ち上げます。
相手のDFラインは下がりながらの対応。
千葉の選手は猛然と走り込みます。
71分 福岡選手交代
⑩城後⇒⑳酒井
そしてそのすぐあとでした。
☆ 74分 福岡得点:2-2
なんとまたもやパスミスから。
⑨森本の不用意なバックパスが敵に渡り、福岡は左サイドに展開。③阿部のクロスに②大岩を遥かに超える高さからのヘディングを⑨中原が叩き込んで同点。
この試合を通して福岡が愚直に繰り返し続けたプレーからの得点でした。
千葉としてはいつもの嫌な流れ。
ここから一気にあわただしくなります。
74分 千葉選手交代
㉙水野⇒➇谷澤
※㉖井出を右に出して、左に➇谷澤。
75分 福岡選手交代
⑦金森⇒⑪坂田
80分 千葉選手交代
⑨森本⇒⑲阿道
86分 千葉選手交代
⑯佐藤⇒③田代
一気にだーっと選手交代が続きましたが、スコアが動かないままに選手が入れ替わっていく。
終盤はムードとしては福岡が押せ押せ。
千葉は耐えながらカウンターの機会を伺うような流れとなりますが、結局このまま試合終了。
千葉はホームで2点のリードを守り切れずに追いつかれる形となりました。
------------------------------------------------------------------------------------------------
うーん、この終盤に追いつかれてモヤモヤした気分でスタジアムを後にするのは何度目だろうという気分。
これは皆さん同じかと思います。
ただ、ロングボールを裏に蹴っていたのにも当然狙いを持ってやっていた事だと理解はいただきたい。
そして、選手に向かって「蹴ってばかりいるな!」という人もいますが、選手は監督の指示も下にやっているわけなので、戦術にケチをつけるなら矛先は監督です。
まあ、この辛い時期をしっかりと持ちこたえて、再び勝てるジェフを見せてください!
WIN BY ALL!!
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