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ちゃらーす☆

やはり夏は頭が働かないですね。。
土日休みでもしんどいのに、お盆休み入ったら仕事になんて帰ってこれなそう。。(^^;)

さて、セレッソ大阪戦の大一番!

結果は皆様ご存知の通り、白黒つかず。

またも終盤の失点だったので、サポーターが荒れそうで怖いですが。。
しっかりと現実と向き合いましょう。
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【システムのマッチアップ】
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※図はジェフ側から
青字:ジェフ/赤字:セレッソ


▼ジェフ千葉
前節で手応えを得たシステム。

4-4-2

僕の戦前の予想は全然当たりませんでした(笑)
(まあ、セレッソの出方を見誤りましたからね。。)

2トップのシステムをこの日も継続します。
好調の⑲オナイウを先発起用。

右に⑪ペチュニクを起用して、ストライカーが3人共存する形での布陣となりました。


▼セレッソ大阪
やはり2ボランチシステムに戻した形。

4-4-2

前節のダイヤモンド型の中盤は使わず。

僕の予想と異なり、②扇原の復帰は無かったです。

そして、⑳玉田が先発を外れましたね。
途中加入した⑩エジミウソンを早速先発に起用してきました。

サスペンションで出場停止の丸橋に代わって、左SBには㉚椋原が入ります。


【注目ポイント】
両チームともにトップ下が存在しないシステム。
そんな中で、中央の主導権を握る為に、どんな対応をしてくるのか。
その数的優位の作り方は注目です。

さらにゲーム終盤、システムの変更での両指揮官の出方も要チェックです。
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前半~


▼中盤中央の数的優位を巡る争い...
まずはセレッソの攻撃の組み立てから。
ベースとなるシステムは4-4-2ですが、右サイドに入る㉜関口のポジショニングが独特でここで数的優位を作ろうとする、そして、SBの強みを生かす組み立てを仕掛けてきます。

まず、㉜関口はかなり中央に絞った形でボールを受けに来ます。
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このシーン。
センターサークルの中でパスを要求しているのが㉜関口。
もはやボランチの位置ですね(^^;)

そしてその時、ストロングポイントである右SB⑰酒本が高い位置を取って、中盤に吸収されます。

これによって、ストロングポイントである⑰酒本には高い位置を取らせ、中央に㉜関口が加わる事でジェフの2ボランチに対して、セレッソが3枚になり、数的優位を作り出せるわけです。


一方の千葉は、2トップの守備スタートの位置を低めに設定する事で、セレッソの2ボランチに対しては2トップが対応します。するとジェフは2ボランチと合わせて中盤が4枚になり、関口を加えた3枚のセレッソよりも数的に優位になります。
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これによって、中央での主導権を徐々にジェフが握り始めます。


▼前節と比較すると逆サイドも警戒しているセレッソ...
予習偏で指摘したセレッソの逆サイドのスペースですが、ジェフがサイドチェンジを得意としている事もあってか、この日はあまり同サイドに絞りすぎないように対応してきます。
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前節は逆サイドのプレーヤーも含めて半分よりボールサイドに偏る形でしたが、この日は半分は越えない形で対応しています。

これによって逆サイドのスペースも限られている為、ジェフもサイドチェンジをあまり使いません。


▼ジェフは継続して低い守備ブロック...
関塚監督のコメントからすると、この暑くて日程的にも厳しい夏の連戦。
選手の体力の消耗も考えて、無理にラインを上げ下げしない形で、まずはしっかりとブロックを作るという守備態勢をこの日も継続。
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画像右側のセレッソ3枚でボールを持っているシーンです。
そして、ここからセレッソがボールを下げたとしても。。。
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相手がボールを下げてもジェフの最終ラインは無理に上げません。
通常、相手がボールを下げたら最終ラインを上げるケースがほとんどですが、相手の攻撃が続いた際にはいったん相手にボールを持たせ、しっかりと守り切る事で対応します。


▼落ち着き始めた前半30分すぎから、ビルドアップの形を変えるジェフ...
互いに相手の守備を崩せず、ソリッドな守備対応が続いて出しどころがなくなり始めると、ジェフはビルドアップの形を変更します。
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セレッソが網を張って構えている事を受けて、この時画像手前から2人目の⑦勇人が画像左下の⑬金井に上がるように指示を出しています。
それを受けて⑬金井はポジションを上げ、⑦勇人が下がります。
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それに呼応した⑯健太郎がすっと中央で敵を引っ張りこの形。
相手2トップに対してCBが2枚と、数的同数だった為、⑦勇人が下がる事で最終ラインを3枚の数的優位にして、敵の網目を広げます。


しかし互いに譲らない両チーム。
無得点のまま前半を折り返します。


後半~


後半に入っても両チームスタイルに変更はありません。
前半の形を継続。


前半と変容の無いまま時間が過ぎていきます。


しかし中央の枚数、2ボランチのクオリティで勝るジェフがやや優位にゲームを進めます。


60分 ジェフ選手交代
⑨森本⇒⑥田中

⑨森本がイエローを受けて熱くなっている点も考慮されたでしょう。⑪ペチュニクをトップに上げて、右に⑥田中。


そして。


☆ 70分 ジェフ得点:0-1
右コーナーキックからでした。⑰中村のキックをファーサイドフリーで⑪ペチュニクが流し込み先制。

この時⑪ペチュニクはちょっとした工夫をしていました。
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ボックス内で膝に手をつく⑪ペチュニク。キッカーの⑰中村が蹴るほんの直前までこの態勢のまま。
そして蹴る瞬間に体を左右に揺らしてフェイントをかけてマーカーの視線から外れ、ファーサイドでフリーになった形でした。

マリーシアってやつですね。
バテバテのふりしていきなり動く。ま、本当にバテバテだったわけですが。。
本来ブラジル人が得意なやつですケド(笑)


73分 セレッソ選手交代
⑰酒本⇒㉝茂庭
⑦パブロ⇒⑱マグノクルス
㉛橋本⇒⑮吉野

失点を受けて、なんと一気に3枚変えです。
これによってシステムを変更します。
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中盤の構成をダイヤモンド型に。
ファイナルサードでの圧力を強めてきましたね。


ジェフは先制点後、細かくパスを回してゲームのテンポを落とします。

82分 ジェフ選手交代
⑪ペチュニク⇒⑤パウリーニョ

膝に手をついてまったく動けなくってバテバテの⑪ペチュニクを下げて、チーム内のベストタックラー、⑤パウリーニョを投入します。
ここでジェフもシステム変更です。
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中央の強度を強めてきたセレッソに対して、ジェフも中央のプレスの圧力を強化します。

2ボランチの⑦勇人と⑯健太郎を1列上げてプレスのフィルターとし、そこをからくも通り抜けても⑤パウリーニョが刈り取る形。
試合画像で見ると。。
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中央のこのトライアングルが相手の中央攻撃を捕まえます。


85分 ジェフ選手交代
➇谷澤⇒㊳松田

ここで新戦力の投入です。
ゲームを閉じる為の起用で、前線で相手に圧力をかけ続ける役割。
⑲オナイウをサイドに降ろして、逃げ切り態勢。


ここまで関塚監督は完璧な采配を見せます。

しかしその時はやってきてしまいました。。


☆ 90分+ セレッソ得点:1-1
途中投入された新加入の⑱マグノクルスでした。
バイタルエリアで小さなワンツーをするとまったくタメずにシュート。シュートまでが早く、ジェフのシュートブロックが間に合わずゴール。同点。。

終盤に⑲オナイウにビッグチャンスが訪れましたが決めきれず。。
(頭で行ってたらゴールだったな。。)


ホームに続いてドローで試合終了。
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いやあ、最後にがくっときましたね(^^;)

うーん、セレッソに勝ち点並びたかった。。
ケド!

内容は悪くなかったと思います。

試合中の対応も含めて、しっかりと戦ってました。

もうあとは継続するしかないです!

切り替えましょう!!


WIN BY ALL!!