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ちゃらーす☆

はてさて、現在時刻は夜中の3時でございます。
先ほど試合を見終わりました。

しかしながら、全く眠くありません。

まあ、ここ最近のお盆での夜更かし祭りのせいってのもありながら、一番の理由としては試合が面白かったから!

いや、もちろん、またまた勝ち点2を逃す形になって残念ですケド、1フットボールファンとしては非常に面白い一戦だったと思います。

一進一退の攻防、関塚監督のこのゲームの運び方や采配、そして新戦力の台頭。

別にアンケートとったわけじゃないからわからないケド、サポーターは全体的に悪い感触ではないんじゃないかな。

ってことで。
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【システムのマッチアップ】
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※図はジェフ側から
青字:ジェフ千葉/赤字:Vファーレン長崎


▼ジェフ千葉
システムはここ最近の良い兆しを見せている2トップの形。

4-4-2

なんといっても最前線ですね。
新加入の㊳松田が先発に名を連ねています。

相棒は⑲オナイウ。
森本は体調不良の為ベンチ外となっています。

左にはいつもの➇谷澤ではなく㉖井出を先発。

まあ特筆する所はこれくらいですかね。


▼Vファーレン長崎
前節と同様のシステム。

3-6-1

両サイドにウィングバックを配置した3バックの形。

守備時は中盤の中央が2ボランチに並ぶ形、攻撃時には縦の関係になるのは前節と同様。

少々前線のメンバーを入れ替えてきましたが、攻撃をけん引する㉓梶川は変わらず先発です。
彼の流動性で中盤をかき乱してきますから気を付けたい。


【注目ポイント】
サイドではジェフに数的優位を作りやすい状況のなか、ジェフがサイドをどうやって使ってくるのか。

かなりの馬力、終盤でもファイトし続けられる、一気にエース候補に躍り出た㊳松田のプレー。

そして、終盤に関塚監督が見せた攻撃に向けての狙い、采配。
ここは要チェックです。
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前半~


▼攻勢に出る長崎。守勢に回るジェフの立ち上がり...
前半、まず攻勢に出たのは長崎でした。
前節同様、序盤からかなりハイプレスをかけてくる長崎。

特に2シャドーにかかる負担は大きく、中央からサイドのプレーヤーまでチェイスを担当する。

このハイプレスに対して受けに回るジェフ。
圧力に弱いのは相変わらずで、前半にいくつかのショートカウンターを食らいます。
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これはかなりあとのシーンになりますが、長崎の1トップ+2シャドーにプレスをかけられ、あわててバックパスを出しますがこれをかっさらわれ、ゴール前で決定機を作れられます。。

同様なシーンをいくつか許したジェフ。
流れとしては相手に譲る形で苦しい前半となります。

しかし、これは後にわかる事でもありますが、ジェフは意図的に守勢に回っている印象もありました。
なにせこの暑い中での試合。

長崎が序盤からハイプレスを仕掛けてくる事はスカウティングで事前にわかっていたハズ。
体力の温存も含めて、序盤はあえてスロースタートにしていたんだと思います。


▼サイドに優位性のあるジェフ。注目の⑰中村は攻め上がり控えめ...
この試合の一つの注目ポイントであるサイドでの攻防。
特にジェフのストロングポイントである左サイドを担う⑰中村ですが、まずは攻め上がりを控えています。

しかしそれは、攻撃に参加しないのではなく、早い段階でクロスを放り込む作戦故です。
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敵陣深くまで切り込む事はせず、この一でフリーでボールを持てれば、迷わずクロスを放り込みます。


▼やはりボールサイドに寄る2シャドー...
やはりこの流動性にジェフは苦しめられます。
ジェフが低い位置で作る守備組織の中でポジションチェンジを繰り返し続け、
なかなかマークを捕まえる事が出来ません。
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ポジションを無視して逆サイドでボールを受ける㉓梶川。
本来は左のシャドーなのに、右サイドでボールを引き出しにきている。

この奔放な動きを上手く捕まえられず、序盤は押し込まれます。


しかし、ジェフは細かい組み立てに固執しないように心がけ、シンプルに⑲オナイウと㊳松田の走力で相手の最終ラインの裏へスピードとフィジカルの勝負を仕掛けます。


ほんの少しずつ押し返していた所に。。


☆ 33分 ジェフ得点:1-0
長崎はジェフの最終ラインでのミスが重なった事を受けて、さらに前からきます。ジェフもクリアすれば良いのかパスで繋ぐのかの判断もはっきりせず、中途半端に浮き球を中盤に預ける。しかしこれが上手い事繋がり、相手の守備網を突破したことで相手最終ラインは手薄に。ダイレクトで㉖井出が縦パスを送ると、それを受けた㊳松田が裏へ抜け出しゴール。

狙っていたパスワークではなかったと思います。
しかし何よりも㊳松田が移籍後すぐに結果を出したことは良かった。
そして、この得点を機に、ジェフはリズムを掴みます。


▼得点によって光が見えたジェフ。相手のプレスを掻い潜り始める...
序盤からの相手のプレスに苦しんでいたジェフでしたが、得点シーンはそのプレスを上手くかわしてものでした。
相手のプレスに対してシンプルに前にボールを預ければ、相手の守備が手薄でチャンスに繋がりやすい事を自覚したジェフは、ここから手数をかけない攻撃を積極的に繰り出します。
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このシーンは画像中央、⑦勇人が中盤のルーズボールをヘディングでトップにつけて前に出るシーン。
そしてトップにつけたあと。。
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ワンツーリターンを受けてバイタルエリアからミドルシュート。
惜しくも枠を外れますが、かなり追加点に近づいたシーンでした。

さらに、序盤からのハイプレス、そしてそれがジェフにかわされ始めた事で、長崎の運動量がみるみるうちに落ちていきます。


44分 ジェフ選手交代
⑳キム⇒㉔栗山

ここでアクシデント。
⑳キムが負傷の為交代を余儀なくされます。


守備的に入ったジェフでしたが、上手い事先制点を上げて、前半を折り返します。


※小ネタ
前半終了間際のフリーキックのシーンで⑰中村が見せた面白いシーン。
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ジェフ右サイドでのフリーキックのシーンで、⑰中村がボールを広い上げる際、ボトルで思いっきり水をボールにかけています(笑)
これ、⑰中村はたまにやるんですが、おそらくボールを滑りやすくしているのかなと。

実際このあと、ジェフがヘディングで合わせて、GK大久保に防がれるんですが、大久保は明らかにシュートをキャッチにいった所、キャッチし損ねてコーナーキックに。

このびしょびしょボールの成果は多少なりあったかと思います(笑)


後半~


長崎選手交代
㉓梶川⇒㉗イ・ヨンジェ

厄介な動きを見せていた㉓梶川が交代
ジェフにとっては少しありがたい。


▼相手のプレスに対してはやはりシンプルに前線へ...
前半の終わりの方、相手のプレスにハマらなくなったジェフでしたが、決して上手いパスワークで掻い潜れているわけではないです。
相手が良い形でプレスをかけてきた際にはしっかりとハマってしまっています。。

そこで、ジェフは簡単に前線に預ける形を選んだわけですが、これは後半も継続します。
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右から左に攻めるジェフ。
画像中央でルーズボールを前線に放る⑯健太郎。フリーでボールを持てるシーンでしたが選択したのは前線へのフィード。
このプレー選択に後半入りの意図を感じられます。


▼前半体力を温存したジェフ。後半にプレスの強度を上げる...
これは全くの予想ですが、前半をおそらく体力温存したジェフ。
特に⑪ペチュニクなんかは90分持たないですから、かなりペースを落として試合に入りました。

逆に序盤からエンジン全開はいった長崎。
失点も手伝って、当然後半は足が動かなくなります。

そこへ待ってましたと言わんばかりにギアを上げるジェフ。
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少しわかりづらいですが、画像奥でボールを持つ長崎。
それに対して一人が素早く中央を切ってアプローチ。後方へのパスを⑲オナイウが封じ、前線へのパスコースも遮断。長崎は徐々にリズムを失っていきます。


しかし、上手く回っていても、何かが上手く行かないジェフ。

☆62分 長崎得点:1-1
中盤、長崎がルーズボールに対してさらに浮き球でポンポンとルーズなボールを送ると、それが上手く繋がる。DFの間に落ちたボールを➇木村が拾い、すぐさまシュート。同点。

これはデザインされたプレーでは無いと思います。
ジェフの対応が悪かったとも言い切れない。

ただし運が悪かった。
ボールが落ちた所も含めて。


ここからゲームが一気に慌ただしくなります。


67分 長崎選手交代
⑭東⇒㊴高橋

やはり長崎で一番体力を消耗するのがこの2シャドーの選手なので、この2枚に交代カードを使う傾向がありますね。


68分 ジェフ選手交代
㉖井出⇒➇谷澤


74分 ジェフ選手交代
⑲オナイウ⇒②大岩


ここでジェフは目新しい布陣を見せます。
なんとしてもホームで勝ち点3を獲得したいジェフ。
関塚監督がその意志をチームに吹き込みます。
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②大岩の投入によって3バックにシフトチェンジ。

3-4-1-2

SBのポジションを上げるのが一つと、最前線のトライアングルで中央突破を図る事。
SBの裏にスペースが生まれますが、長崎も元々サイドアタックのチームではないですから、サイドでリスクを負う事はあまり痛手にはなりません。


79分 長崎選手交代
⑳黒木⇒⑥前田


▼トライアングルが見事に機能するジェフ...
➇谷澤をトップ下に置いたトライアングル。
これが守備面から攻撃面まで、見事に機能します。

まずは守備面。
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このシーンでは長崎は2ボランチですが、攻撃に際には1アンカーになる事が多いです。
そこには➇谷澤が当たって中盤で睨みを利かせる。

相手最終ラインの3バックに対して2トップでサイドを限定して追い込む。
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中盤にパスが出れば➇谷澤が潰しにいく。
そのすぐ後ろもショートカウンターに備えて高いポジションを取る。

結局このシーンでは長崎のパスミスを誘発して、ショートカウンターを発動します。

ちなみに、相手が苦し紛れでロングボールを放っても、空中戦に強い3人を並べた最終ラインはしっかりと跳ね返します。


攻撃面においては、中央に固まったトライアングルに対してボールをすぐに入れる。
ハイボールに対しては㊳松田か⑪ペチュニクが競ったセカンドボールを狙って抜け出し。

グラウンダーのボールに対しても体を張って、潰れた所に後ろから走り込んで抜け出し。
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これは画像中央でパスを受けた㊳松田が体を張って潰れ役になり、⑦勇人がスイッチするように抜け出るシーン。


終盤、ホームの後押しも受けてジェフは猛攻に出ますが、これも実らず試合終了。
長崎はやはり体力的に限界で、凌ぐのが精一杯。

試合終了とともにピッチに倒れこんで動けない選手続出の状態。

それでも追加点を上げる事が出来ずに今節も勝ち点1を分け合う結果となりました。
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うーん、ゲーム全体を通して、完全にジェフのゲームでした。

まず触れておきたいのは関塚監督の采配は見事だったという事。
時間が進むにつれて必ず相手の運動量が落ちる事を見越して、90分を通してのゲームプランニング。
終盤、追加点を取るために行ったシステム変更。
そしてその判断を80分を迎える前に、74分と十分な時間を残して行った事。

しかし結果だけがついてこない。。

ただ㊳松田の良さは試合を見ていた誰もが思った所だと思います。
スピードもある、体も張れる、競り合いの強さ、そしてあれだけ走って終盤までファイト出来るスタミナ。

この日を見る限りでは正直J1レベルですね(^^;)


チームも、サポーターも変わろうとしています。
あとひと踏ん張り。

みんなで最高の雰囲気を作り上げていきましょう!


WIN BY ALL!!