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ちゃらーす☆

はてさて、第2節にして大一番!
いや、まだ序盤だから大一番ではないか。

しかしおそらくリーグ最大のビッグカード!
何せ昨シーズンの1位と2位。

昨シーズンの王者と一昨年シーズンの王者の対決。

しかし結果はまさかの大差。。
一番はモチベーションに差があるようにも感じられる試合となりました。
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【システムのマッチアップ】
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※図はシティ側から
青字:シティ/赤字:チェルシー

※上の図ではアグエロが⑯になってますね。。
今季から⑩です。すいません。。

▼シティ
いつも通りのシステム。

4-2-3-1

やはりお決まりのシステムできました。
そして、前節、この試合の為のように調整してきた⑩アグエロが先発に復帰します。

トップ下には㉑シルバ。

ボランチの一角には㊷トゥレ。

最終ラインには④コンパニと、ワールドクラスが軸として芯を通します。

前節からの変更は⑩アグエロのみで、それ以外は同じメンバーで臨みます。


▼チェルシー
いつも通りのシステム。

4-2-3-1

シティと同様のシステムですね。

メンバーに目を落とすと、➇オスカルが外れています。
コンディション不良という事でベンチにも入らない。

⑦ラミレスを右サイドに、トップ下には㉒ウィリアンで臨みます。


【注目ポイント】
チェルシーに雪辱を晴らす為に、入念に準備をしてきたシティ。明らかに徹底された地上戦。
⑩アグエロのキレ。
チェルシーの物足りなさ。

シティは㊷トゥレまでがボールロストしたら全力で追いかけていました。それほどまでに勝ちたいと。
そんな気合いが十分に伝わってくる感じでした。
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前半~


▼シティの要注意人物、㉑シルバを潰しにかかるチェルシー...
シティのチャンスのほとんどは彼を経由して生まれる。
この選手を放っておいてはシティに勝つのは難しいと思います。

当然、モウリーニョ監督もここをなんとかせき止めたい所ですから、しっかりと潰しにかかります。

そうは言っても相手を傷つけるようなスライディングタックルを見舞うわけではなく、
とにかくボールが入ったらすぐさま寄せるという。
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画像中央主審のすぐ上、ボールを受けに下がった㉑シルバに対して㉑マティッチがタイトに寄せます。


▼守備への切り替えが早く、すぐさまブロックを形成するシティ...
この日のシティの気合いは違いました。
攻撃大好きのチームですが、しっかりと守備面でも勤勉に動きます。

守備に切り替わればすぐさま自陣に引いてきてブロックを形成。
㊷トゥレまでもが自分でボールロストしたら全力で追いかけていましたから。

相当勝ちたかったんでしょう。
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少し時間をかけるとすぐさま最終ラインと中盤の間をコンパクトにして、中央に寄った守備を見せます。
おかげで⑩アザールも中央に入っていく事が出来なくて、ボックスの外に追いやられます。


▼徹底した地上戦。サイドで巧みに数的優位を作り出す...
もうこれがこの試合の全てかもしれません。

シティの前線は⑩アグエロに㉑シルバに⑮ナバス、⑦スターリングとリーグ最小レベル。。
それもあって、空中戦は捨てて、とにかくグラウンダーのボールをサイドから入れてきます。

これがめちゃくちゃ効きまくった。
大型のDFが並ぶチェルシーの最終ラインに対して、⑩アグエロという小回りのきくシュートマシンがいますから、次々にゴールマウスにシュートを飛ばしてきます。
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これは左サイドから⑪コラロフがクロスと見せかけて中央の⑩アグエロにつけたシーン。
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ぶれていますが、すぐさま反転して、シュートまでいっています。


シティはとにかくこれでもかと言うくらいにサイドからグラウンダーのクロスを入れ続けたわけですが、その局面をSBが上手く作り出していました。
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これは主審のすぐ目の前、右に向かって攻めるのが⑦スターリング。
サイドで起用された⑦スターリングはやや中央に絞った形でドリブルします。

すると空いた外のスペースにSBの⑪コラロフがオーバーラップ。
また、右サイドでも。
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今度は右サイド、㉘アスピリクエタが対応しますが、外から③サニャがさらに上がってくる。
そして③サニャもグラウンダーのクロスを選択。

そしてこのSBのオーバーラップを効果的にしていたのが実は㉑シルバの存在。

この上の画像を見ればわかる事ですが、㉘アスピリクエタの裏のスペースをケアするチェルシーの選手がいないんです。

なぜなら、守備的なカバーリングを担当している㉑マティッチがいないから。
彼は㉑シルバのマークが第一の為、このシーンで逆サイドにいる㉑シルバに引っ張られてカバーリングが遅れています。

後手後手に回るチェルシーは守備に追われ、劣勢が続きます。


▼チェルシーの誤算は⑪コラロフのフリーキック精度...
チェルシーはシティの圧力に対して、当たりを強くしてファールをいとわない形で対応します。
なぜならシティの前線は上背が無いから。

フリーキックを与えても脅威になりえないと考えたんだと思います。

しかし、キッカーの⑪コラロフのフリーキック精度は想像以上だったかもしれません。

その精度、スピード共に申し分なく、チェルシーのゴールを何度も脅かします。
間違いなくチェルシーは脅威に感じていたハズです。


GKベゴビッチが何度もスーパーセーブで凌いでいましたがついに。。


☆ 32分 シティ得点:1-0
やはり得点を奪ったのはこの男でした。⑩アグエロ。右サイド、㉑シルバがボールを持つとうかつに飛び込めないチェルシー。簡単に中央の⑩アグエロ、㊷トゥレの所に預けると、⑩アグエロがDFに囲まれながら巧みなコントロールで前を向く。最後は冷静にコントロールされたシュートがポスト内側に当たって入って先制点。


再三のシュートを防いでいたGKベゴビッチでしたが、これには及びませんでした。


▼ファイナルサードで停滞するチェルシーの攻撃陣...
攻撃面で全く良いシーンが無かったわけではないです。
しっかりとシュートも打っていました。

しかし、とにかくファイナルサードでのムーブがなさすぎる。
全てがステーションパス。
(※足元足元で横に繋いでいくパス)

ブロックを作って固めるシティに対してボックスの周りでただ横パスを繋いでいるだけでチャレンジがない。
⑲コスタの足元につけても④コンパニの圧力で侵入出来ず、ボックスから追い出されてばかり。


チェルシーの攻撃がチャンスになり得るのは裏へ抜ける動きが見られた時でした。
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これは一番外から斜めに⑩アザールが裏へと飛び出したシーン。
ボールを早く動かして裏へ抜け出る動きをすればチャンスは作り出せていました。
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後半開始早々、左から右に攻めるチェルシーのこのシーンもそう。
⑦ラミレスが裏へ飛び出すと⑩アザールから絶妙なパス。
惜しくもオフサイドになりましたが、この形をもっと繰り出すべきでした。

そして、このオフザボールで何度も動き直しが出来る選手が⑨ファルカオです。


▼苛立ちにプレーの精細を欠く⑲コスタ。前半終了間際には今にも暴れだしそうな不穏な空気...
相手のちょっとした当たりにフラストレーションを溜め込み、ファールでない所で主審にすぐファールをアピール。
プレーの一つ一つが単発で終わり、ボールロストしても追わない。
冷静さを失っているからボールも収まらない。

正直この日の⑲コスタは味方の足を引っ張っている印象すらありました。
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相手の肘が頭に入り流血。
さらにフラストレーションを溜め込む⑲コスタを、㉕フェルナンジーニョと㊷トゥレが声をかけて挑発。
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何を話していたのかはわかりませんが、指揮官にも噛みつく始末。
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前半が終了してロッカールームに引き上げる時には味方に抑えられながら今にも暴れだしそうな空気のなか、コーチングスタッフに抱きかかえられながら下がっていきます。


後半~


チェルシー選手交代
㉖テリー⇒⑤ズマ

ここでなんと最終ラインの要、㉖テリーを下げます。
このあとベンチに座り続けていた事を見ると、怪我ではなさそう。
この意図ばかりは読み取れません。。


しかし、この交代は実際効果を見せます。


▼⑤ズマのプレッシングと⑲コスタが冷静さを取り戻した事で徐々にリズムを取り戻すチェルシー...
⑤ズマは前方に対して強いタックルを見舞います。
シティは足元で繋いでくるチーム。あまり裏へのボールがありませんから、このタックルでボールを奪えるようになった事は大きかったと思います。

それから⑲コスタ。

指揮官がどんな魔法の言葉をかけたのかわかりませんが、後半に入ると⑲コスタは冷静さを取り戻していました。

シティは⑲コスタを追い出そうと、ファールで倒したり、強く圧力をかけますが、前半とは打って変わって挑発に乗らない⑲コスタ。

被ファールによって少しずつリズムを取り戻したチェルシーは徐々に自分たちの時間を増やしていきます。


64分 チェルシー選手交代
⑦ラミレス⇒⑪クアドラード

ここで推進力の投入。
レジェンドの背番号を受け継いだ男が流れを変えられるか。

65分 シティ選手交代
⑮ナバス⇒➇ナスリ

シティはポゼッション率を上げにきます。
推進力では⑮ナバスに劣るものの、足元の技術で勝る➇ナスリを投入です。


⑪クアドラードの投入で攻撃の圧力を上げたいチェルシーでしたが、この⑪番が機能しません。
持ち前のスピードを生かすシーンはなく、無難な繋ぎ役に徹する。

なにも違いを生み出せないまま時間が過ぎます。


79分 シティ選手交代
⑦スターリング⇒㉖デミチェリス

シティは試合を終わらせる準備を開始します。

79分 チェルシー選手交代
㉒ウィリアン⇒⑨ファルカオ

ここで2トップに変更。
4-4-2にします。


しかしここでチェルシーは万事休す。


☆79分 シティ得点:2-0
左コーナーから。
ニアサイドで頭で合わせた④コンパニのシュートは逆サイドのポストをかすめてゴール。追加点。


反撃に出るチェルシーの出鼻をくじく痛烈な一撃。


83分 シティ選手交代
⑩アグエロ⇒⑭ボニー

もはやエースを下げる余裕。
しかしこれだけでは終わらず。。


☆85分 シティ得点:3-0
カウンターで左サイドを突破した➇ナスリ。中央への折り返しはチェルシーがカット。
④セスクが繋ぎに行くがこれまた②イバノビッチの所でカット。攻め残っていた㉕フェルナンジーニョへ渡るとダイレクトで突き刺し追加点。


内容でも結果でも圧倒したシティの勝利で幕を閉じます。
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まさかの結果でした。
ここまで点差が開くとは。

両チームほとんど昨年と同じメンバーでした。
スタメンで新しい顔は⑦スターリングだけ。

それでこの差が開くんですから、シティの選手たちのなんとしても勝ちたいという意欲の見えたゲームでした。


モウリーニョ監督の試合前のコメント通り、まだ開幕して間もないですから、そんなに強い影響力を持った試合でないにしても、屈辱的な敗戦になった事は間違いないでしょう。

でも序盤で見えた修正点を見事に立て直してくる指揮官ですから、移籍を含めた今後のチーム作りに注目です。


メモメモ♪