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2015-09-27-18-35-21
ちゃらーす☆

がー!

今日はいつもより早めのアップだー!
やけくそだー(笑)

いや、笑えないんだケドね。。

リアルタイムで分析しながら見る事が出来ていたので、その勢いそのままに記事も作成しちゃいます。

内容的には良かったとも言えるし悪かったとも言えるし。。
珍しく前半の方が良かったね。

ポイントになったのはやっぱり㊶家長だったかー。
そして、同じく元ガンバ大阪の⑰横谷。

んで、➇ムルジャ。

やっぱりやるべき奴がやったって感じだな。。

ジェフは前半良かったのに、2失点目を喫してから早々に焦りが見え始めたのが良くなかったかな。。

では。
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【システムのマッチアップ】
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※図はジェフ側から
青字:ジェフ/赤字:大宮


▼ジェフ千葉
いつも通りのシステム。

4-4-2

メンバーも前節とまったく同じ顔ぶれ。

まあ、前節は良い試合をしたので不服はないですケド、ミッドウィークに試合があった後だったので、その体力面は大丈夫だったのかな。

左に⑪ペチュニクを入れると、なんだか窮屈そうなんだよなあ。


▼大宮アルディージャ
いつも通りのシステム。

4-4-2

やっぱりセレッソ大阪戦のメンバーに戻してきましたね。

㊶家長と➇ムルジャは誰が見たって警戒すべき選手なわけで、予習編でも当然触れたんですが、⑰横谷が厄介だった。

元ガンバのこの選手がタメを作りながら要所で嫌な所にパスを出す。

リードしてからは落ち着いたパス回し。

両サイドが共に高いクオリティでしたね。


【注目ポイント】
ジェフはサイドを起点に、特に㉙水野が効果的なパスを送っていた前半。
しかし守備面においてはバイタルエリアへのパスを簡単に許し、圧力が弱まっていた所から崩された形。

後半、早々に追加点を許してからはまだ時間があるのにも関わらずドタバタした展開に。
結果的には交代出場の2選手が結果を出した形ですが、システムの変更自体は余計に混乱を招いていたような印象でした。
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前半~


▼積極的な守備で入るジェフ。引き気味の立ち上がりの大宮...
大宮の守備面でのスタートポジションは少し意外でした。

基本的には前からプレスをかけてショートカウンターを狙うかと思っていましたが、あまり前に出てこない。
大人しい立ち上がりでした。

一方のジェフはかなりアグレッシブな入り。
前線は積極的にボールを追い、苦し紛れのクリアをカットして攻勢に出ます。
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左から右に攻めるジェフ(黄)
大宮のパス回しに対してかなり前掛かりにプレス。
相手の苦し紛れのクリアに対して、マーカーの前にポジションを取る事でことごとくカットしていきます。
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一方、右から左に攻める大宮。
ジェフのパス回しに対して、あまりハーフウェイラインを越えてまで追ってきません。


▼前線からのプレスとセカンドボールの支配で、中央を支配するジェフ...
このプレスの結果として、大宮の2ボランチは下がらざるをえなくなり、その分、ジェフの2ボランチの所にスペースが生まれます。

大宮の2トップはカウンターに備えている為、基本的には必要以上に下がってまで守備をしません。
結果として大宮の中盤と2トップの間は間延びして、ジェフがこのスペースを有効に活用出来ます。
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左から右に攻めるジェフ。
左サイドから中央にパスが出たシーン。
大宮の2ボランチが押し込まれており、中央にぽっかりとスペース。


また、守備に置いてもジェフの2ボランチが高い位置を取っており、相手の2ボランチに自由を与えません。
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左から右に攻めるジェフ。
2トップがチェイスしたら、縦パスを封じに中央スプリントをかけている選手が⑯健太郎。


▼大宮の攻撃は、やはり㊶家長から...
㊶家長は1.5列目のような感じですね。
攻撃においては自由が与えられており、右にいようが左にいようが下がって受けようがお構いなし。
(マンチェスターシティのシルバみたい)
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右から左に攻める大宮。
右サイドで裏のスペースにボールを引き出したのが㊶家長。
左だけでなく右の角に向かうプレーもありなんですから、まあ捕まえづらい。

守備をほとんど免除されているからこれが成り立つんですね。


▼効果的なくさびを打つ㉙水野...
前半の㉙水野は効いていました。
右サイドでボールを持つと、クロスにおいても一番遠くのサイドが見えているし、横パスやバックパス、隣へのパスだけではなく、常に2トップが見えていました。

これは非常に大きい事。

第一選択肢として、ゴールに一番近づけるコースが見えているんですから!
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左から右に攻めるジェフ。
左下、㉙水野からバイタルエリアに入った⑪ペチュニクへパスが出たシーン。

余談ですが、このサイドからトップに当てるグラウンダーのパスを送れる点が、日本代表の内田篤人が海外で大きな評価を得ている一つのポイントだったりします。

このシーンでは結果的には⑯健太郎のシュートまでいきます。


▼ジェフに不安が残る、バイタルエリアへのプレス...
良い入りが出来たジェフ。
攻勢を強めていきますが、なかなか点にはならない。
そんな中で、当然大宮の攻撃もあるわけですが、その対応があまり良くない。

バイタルエリアに入れられるボールに対してのプレスが弱い。
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右から左に攻める大宮。
左サイドから中央バイタルエリアにパスが入るシーン。

パスの移動中に全然寄せきれていないんですね。
バイタルエリアは一瞬で仕事が出来てしまうゾーンですから、その僅かな甘さでも失点に結びつきます。


その結果。。


☆35分 大宮得点:1-0
やはりこのバイタルエリアからでした。
⑰横谷がこのバイタルエリアでボールを受けると、少しタメて時間を作り、斜めに走りこんだ➇ムルジャへ縦パス。⑮富澤が並走しながら対応しますが、ゴールへ向かいながらの勝負となれば断然攻撃側が有利。➇ムルジャがしっかりと流し込み先制。
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右から左に攻める大宮。
これがその得点シーン。バイタルエリアに立つ⑰横谷がボールを持つと、当然CBが前に出て対応する。(このシーンだと⑳キム)
すると真ん中にぽっかりと穴が空き、そのポケットに対して➇ムルジャが斜めに走りこんで縦パスを出される。

完全にデザインされたプレーですね。。


結局、ジェフの方が良い入りをしたものの、前半を終えれば大宮にリードを許す形で折り返します。


後半~


前半の戦い方を継続したいジェフでしたが、今までリードした20試合は全て勝利を収めている大宮。
落ち着いたボール回しを見せます。

そして後半に入って早々に。。


☆51分 大宮得点:2-0
またも1点目と同様の形でした。
右サイドから中央バイタルエリアの㊴泉澤にくさびが入ると、そこでタメを作り、CBを釣り出して空いたスペースに外から斜めに走りこんだ㊶家長に縦パス。これをダイレクトシュート。一度はGK高木が止めるもこぼれ球を㉒和田が押し込み追加点。

本当にね、1点目と同じやり方なのよ。。
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左から右に攻める大宮。
右で作ると中央の㊴泉澤にくさび。
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CBの⑳キムを釣った所で裏のスペースに㊶家長が走りこむ。


ジェフは時間的手遅れになる前に手を打ちます。


54分 ジェフ選手交代
⑨森本⇒⑲オナイウ
⑬金井⇒⑥田中

2枚代え。
ここでシステムも変更します。
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おそらくこの並びだと思うんですよね。。

攻撃時には⑥田中が高い位置を取りますから、3バック気味ですが。
まあ守備時は⑤パウリーニョが下がって対応とか。


▼試合巧者ぶりを見せる大宮と慌ただしく落ち着かないジェフ...
ジェフは2点を先行された事で明らかに焦りが見えました。
枚数をかけて攻撃し、ロストしても⑤パウリーニョも高い位置にいて、すぐさま奪い返す狙いでしょう。

しかし、リードをすると、本当に嫌なプレーをしますね、大宮の2トップは。

➇ムルジャは高めのボールも胸トラップで収めるし、㊶家長に至っては完全にJ1トップレベル。
相変わらず下半身の安定感は頭抜けてます。。

ジェフはボランチが1枚になって、組み立てに苦労してた事と、⑪ペチュニク含め、中央に密集した事で中央が完全に交通渋滞。

大宮としては中央を固めていれば良いわけですから、守りやすい。

ジェフはごちゃごちゃの中で何かが起こればラッキーのような、形ない攻撃が続きます。


66分 ジェフ選手交代
⑯健太郎⇒➇谷澤

ここで交代枠を使い切ります。
布陣はこんな感じ。
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⑤パウリーニョを下げて、⑪ペチュニクをトップ。
多分こんな感じだと思うんだけど(^^;)


しかし➇谷澤にはなかなかボールが入らず、欲しがって中央に入っていき結局はまた中央の交通渋滞。。


82分 大宮選手交代
⑰横谷⇒⑬渡部

SBの選手をサイドハーフに入れて守備力アップ。
⑥田中に当てる形ですね。

85分 大宮選手交代
➇ムルジャ⇒⑨富山


しかし、アウェイにも関わらず大声援の響き渡るサポーターの応援に応えます。


☆89分 ジェフ得点:2-1
左サイドで⑥田中がボールを持つと、中央㊳松田とワンツー。
そのままダイレクトで左足で折り返すと、⑲オナイウがドンピシャのヘディング。

最後何かを起こしそうな追い上げを見せましたが、大宮に上手く時間を使われて試合終了。

プレーオフ圏内に復帰出来ないまま34節を終了します。。
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ちくしょー、まじかよー。。

でもねえ、大宮の得点は見事だったよー。。
完全に練習通りって感じでしょー。

これは、素直にジェフも見習ったほうが良い。

明確な攻撃の形を持っている方が、全員の意思疎通が出来るから、連動したプレーになる。

ジェフの攻撃は「これっ」ってやつがないから。。


まあでも、プレーオフ圏内に向けては立ち止まっている場合じゃないっすから、大宮から学んで、前半の戦い方を思い出して、次に繋げていきましょう。


WIN BY ALL!!