この記事を読むのにかかる時間/約6分
ちゃらーす☆
皆さま、お久しぶりでございます。
とは言っても、オフシーズンの間も当ブログを見ていただいていた方はそうでもないですね。
いつもありがとうございます。
今シーズンは第一節から扱っていきます。
今シーズンもやっていこうと思えるのは見て下さる皆さま、リツイートしてくれる皆さま、時折コメントを下さる皆さまのおかげな訳で。
感謝です。
はてさて。
"劇場開幕!"
開幕節から物凄い事になりましたね。
分析の為に見直しても、再び鳥肌がたつ威力。
なんてボクの興奮を綴るのは誰も求めていないと思いますから、早速行きましょう。
------------------------------------------------------------------------------------------------
【システムのマッチアップ】
黄:ジェフ/白:徳島
▼ジェフ千葉
4-4-2
気になる開幕節のスタメンはこのような形になりました。
個人的には、⑳若狭が外れたのかーって印象。
それから、⑩長澤、⑱吉田もベンチスタート。
競争が激しいですね。
ボランチも、㉒アランダは当確として、⑮冨澤がイン。
守備的な様子がうかがえます。
開幕節は難しいですから、固い入りを意識している印象です。
▼徳島ヴォルティス
4-4-2
システムはジェフと同様。
異なるのはボランチのタイプ。
徳島は少し攻撃的な組み合わせ。
⑧岩尾は個人的に印象に残っています。
水戸の時に、上手い選手だなーと思っていました。
2トップもだいぶアグレッシブなのでちょっと厄介。
------------------------------------------------------------------------------------------------
▼似た志向の両チーム...
システムが同じ事もさることながら、全体的なゲーム運びも似ている印象。
守備がベースにあり、まずはブロックを形成する。
そこから縦パスの機会を窺いながら攻撃を組み立てていく。
しかし、良い入りをしたのは徳島。
関塚監督の試合後のコメントの通り、若干の固さが残るジェフ。
徳島はそんな固くなる開幕節を見越してか、序盤はシンプル。
アグレッシブな2トップを積極的に走らせます。
右から左に攻める徳島(白)
シンプルに裏のスペースにフィードを送って、2トップがランニング。
体をほぐす為にも良い選択ですね。
ジェフがこの攻撃でやられる事はなかったですが、徳島はリズムを掴んでいきます。
ジェフは得意の2トップ+2ボランチのブロックでハメにかかりますが、前掛かりになり過ぎるとピンチを招きます。
左から右に攻めるジェフ(黄)
相手がボールを下げたので前に3人をかけるものの、中央の徳島ボランチを捕まえる事が出来ずに通される。このゾーンでフリーで前を向かれると徳島はなんでも出来ます。
前に行かせるのか留めるのかは、後ろの選手がコントロールしないといけませんね。
▼守備的なジェフは、攻撃にかける人数は最小限に...
前半はそういった指示だったか。
後方に重心を残すジェフは、カウンター気味の早い攻撃の場合、必要以上に人数をかける事をしません。
ビルドアップからじっくりと重心を上げていく場合は人数をかけるものの、カウンターの時は不用意な逆襲を受けないように少数で完結させます。
左から右に攻めるジェフ。
カウンターから画像一番奥の左サイドがボールを持つ。
この時エリア内に入っていく人数は3人。後方にアランダがセカンドボールを狙う形。
両サイドバックの攻め上がりは無し。
出来るだけリスクを低減した状態で攻撃。
▼徳島はジェフのDFラインと中盤の間にポジショニング...
一方の徳島は、2トップとのバランスで比較的高い位置を取り、ゾーンで守るジェフ2ボランチの後ろにポジションを取ります。
右から左に攻める徳島。
赤丸で囲んだのが徳島の攻撃陣。
綺麗にジェフ中盤の後方にポジションを取っています。
しかし、これはジェフも徳島もそうですが、とにかくプレスバックが早い。
ようは縦パスを通されても前方の選手がすぐさま下がってきてプレスをかけ、相手を前後で挟み込むようにディフェンスをします。
これによって中盤が非常にソリッドになり、互いに大きなチャンスを作り出せずにゲームは拮抗します。
▼㉒アランダの危機察知能力と空間に対する守備意識...
やっぱりこの選手は規格外ですね(^^;)
決して不用意に前方へ飛び出す事無く、相棒のボランチのポジションを見て上手くバランスを取ります。
また、危機察知能力に関してもかなり優れている。
右から左に攻める徳島。
青枠がボールの位置。
こぼれ球にいち早く反応したのは徳島。
そして、それを察知した瞬間、赤枠の㉒アランダが急いで後方に下がっています。
これは、相手にロングボールを蹴られると察知したから。
その結果。
しっかりと前を向いた状態で競り合う事が出来ています。
これは本当に貴重な能力。目立たない所でもしっかりとチームを助けます。
▼攻撃面で分があるのは徳島...
ジェフの固さが取れない事もあって、攻撃がなかなか機能しません。
少し縦に急ぎすぎている部分もあり、全体として押し上げていくに至りません。
一方、攻撃的な2ボランチを起用した徳島が、このポジションで主導権を握り始めます。
左から右に攻める徳島。
右サイドに出たボランチの⑭濱田から中央の⑧岩尾に。
出したと同時に⑭濱田は中央に移動。
⑧岩尾から、外に降りてきた㉒広瀬にスイッチ。
その瞬間に赤枠の⑭濱田が中央のスペースに侵入。
㉒広瀬から⑭濱田にパスが渡り、この位置で前を向いてボールを持ちます。
一連のパスワークがパス&ムーブで成り立っています。
徳島のキーポイントはとにかくこの2ボランチ。
技術的にも高く、攻撃の起点になります。
☆ 59分 徳島得点:0-1
右サイドからのフリーキック。クロスに対して中途半端に出たGK佐藤は触れず、こぼれ球が㉕富田の足元に。ダイレクトのシュートがジェフのディフェンスに当たって山なりのシュートがそのままゴール。
ビハインドのジェフはここから選手を入れ替え。
63分
⑯小池⇒⑩長澤
71分
➈エウトン⇒⑱吉田
83分
⑮冨澤⇒⑥山本
これが見事に当たります。
特に最後の交代であった⑥山本。
最後のカードをボランチで切るのは勇気がいることだったと思いますが、パワープレーが多くなる終盤で、セカンドボールを拾って攻撃のチャンスが生まれる事を考えれば見事な交代だったと思います。
☆ 90分+:ジェフ得点:1-1
右サイドのダイレクトの繋ぎから⑥山本がダイレクトでクロス。これが中央の⑱吉田にピンポイントでヘディング。同点。
さらに。
☆ 90分+:ジェフ得点:2-1
左サイド、⑧井出のタメから㉗阿部がオーバーラップしてクロス。エリア内に落ちたセカンドボールを⑥山本がシュート。もう一度シュート。⑪船山のシュートも弾かれるも、最後は⑩長澤のシュートが突き刺さって逆転!
この2つの得点。
注目していただきたいのは、1点目は③近藤の冷静なフィードから始まったという事。
右から左に攻めるジェフ。
時間見て下さい。アディショナルタイムですよ。
それなのに最終ラインでこの冷静さ。
すぐにボールを蹴るのではなく、一呼吸おいてからフィードを送った事で精度が高く、マイボールに収める事が出来ました。
さらに2点目。
これは㉒アランダのボール奪取から始まった一連の攻撃であった事。
結局これがラストプレーで試合終了。
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いやはや、シーズン開幕から凄いものを見せられました。
新生ジェフのお披露目がこんな形になろうとは。
ただ、この逆転劇に関しては、チームとしての戦い方というよりは、個々の気持ちとスキルで奪った勝ち点3だと思います。
最後はボールキープの能力とか、フィード、クロスの精度とか、個人個人が持てるものを出した。
でもチームとしての戦術とかではなかったのも事実。
終盤でも気持ちが切れない事は証明した。
交代選手のモチベーションの高さ、コンディションの良さも見せた。
これから、チームとしての力を高めていかないとならないですね。
とりあえず、超楽しかったです(笑)
しかし、対戦相手の分析がないといまいちパッとしないな。。
次節以降は対戦相手の分析を事前にアップしますので。
またお願いします。
WIN BY ALL!!
ちゃらーす☆
皆さま、お久しぶりでございます。
とは言っても、オフシーズンの間も当ブログを見ていただいていた方はそうでもないですね。
いつもありがとうございます。
今シーズンは第一節から扱っていきます。
今シーズンもやっていこうと思えるのは見て下さる皆さま、リツイートしてくれる皆さま、時折コメントを下さる皆さまのおかげな訳で。
感謝です。
はてさて。
"劇場開幕!"
開幕節から物凄い事になりましたね。
分析の為に見直しても、再び鳥肌がたつ威力。
なんてボクの興奮を綴るのは誰も求めていないと思いますから、早速行きましょう。
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【システムのマッチアップ】
黄:ジェフ/白:徳島
▼ジェフ千葉
4-4-2
気になる開幕節のスタメンはこのような形になりました。
個人的には、⑳若狭が外れたのかーって印象。
それから、⑩長澤、⑱吉田もベンチスタート。
競争が激しいですね。
ボランチも、㉒アランダは当確として、⑮冨澤がイン。
守備的な様子がうかがえます。
開幕節は難しいですから、固い入りを意識している印象です。
▼徳島ヴォルティス
4-4-2
システムはジェフと同様。
異なるのはボランチのタイプ。
徳島は少し攻撃的な組み合わせ。
⑧岩尾は個人的に印象に残っています。
水戸の時に、上手い選手だなーと思っていました。
2トップもだいぶアグレッシブなのでちょっと厄介。
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▼似た志向の両チーム...
システムが同じ事もさることながら、全体的なゲーム運びも似ている印象。
守備がベースにあり、まずはブロックを形成する。
そこから縦パスの機会を窺いながら攻撃を組み立てていく。
しかし、良い入りをしたのは徳島。
関塚監督の試合後のコメントの通り、若干の固さが残るジェフ。
徳島はそんな固くなる開幕節を見越してか、序盤はシンプル。
アグレッシブな2トップを積極的に走らせます。
右から左に攻める徳島(白)
シンプルに裏のスペースにフィードを送って、2トップがランニング。
体をほぐす為にも良い選択ですね。
ジェフがこの攻撃でやられる事はなかったですが、徳島はリズムを掴んでいきます。
ジェフは得意の2トップ+2ボランチのブロックでハメにかかりますが、前掛かりになり過ぎるとピンチを招きます。
左から右に攻めるジェフ(黄)
相手がボールを下げたので前に3人をかけるものの、中央の徳島ボランチを捕まえる事が出来ずに通される。このゾーンでフリーで前を向かれると徳島はなんでも出来ます。
前に行かせるのか留めるのかは、後ろの選手がコントロールしないといけませんね。
▼守備的なジェフは、攻撃にかける人数は最小限に...
前半はそういった指示だったか。
後方に重心を残すジェフは、カウンター気味の早い攻撃の場合、必要以上に人数をかける事をしません。
ビルドアップからじっくりと重心を上げていく場合は人数をかけるものの、カウンターの時は不用意な逆襲を受けないように少数で完結させます。
左から右に攻めるジェフ。
カウンターから画像一番奥の左サイドがボールを持つ。
この時エリア内に入っていく人数は3人。後方にアランダがセカンドボールを狙う形。
両サイドバックの攻め上がりは無し。
出来るだけリスクを低減した状態で攻撃。
▼徳島はジェフのDFラインと中盤の間にポジショニング...
一方の徳島は、2トップとのバランスで比較的高い位置を取り、ゾーンで守るジェフ2ボランチの後ろにポジションを取ります。
右から左に攻める徳島。
赤丸で囲んだのが徳島の攻撃陣。
綺麗にジェフ中盤の後方にポジションを取っています。
しかし、これはジェフも徳島もそうですが、とにかくプレスバックが早い。
ようは縦パスを通されても前方の選手がすぐさま下がってきてプレスをかけ、相手を前後で挟み込むようにディフェンスをします。
これによって中盤が非常にソリッドになり、互いに大きなチャンスを作り出せずにゲームは拮抗します。
▼㉒アランダの危機察知能力と空間に対する守備意識...
やっぱりこの選手は規格外ですね(^^;)
決して不用意に前方へ飛び出す事無く、相棒のボランチのポジションを見て上手くバランスを取ります。
また、危機察知能力に関してもかなり優れている。
右から左に攻める徳島。
青枠がボールの位置。
こぼれ球にいち早く反応したのは徳島。
そして、それを察知した瞬間、赤枠の㉒アランダが急いで後方に下がっています。
これは、相手にロングボールを蹴られると察知したから。
その結果。
しっかりと前を向いた状態で競り合う事が出来ています。
これは本当に貴重な能力。目立たない所でもしっかりとチームを助けます。
▼攻撃面で分があるのは徳島...
ジェフの固さが取れない事もあって、攻撃がなかなか機能しません。
少し縦に急ぎすぎている部分もあり、全体として押し上げていくに至りません。
一方、攻撃的な2ボランチを起用した徳島が、このポジションで主導権を握り始めます。
左から右に攻める徳島。
右サイドに出たボランチの⑭濱田から中央の⑧岩尾に。
出したと同時に⑭濱田は中央に移動。
⑧岩尾から、外に降りてきた㉒広瀬にスイッチ。
その瞬間に赤枠の⑭濱田が中央のスペースに侵入。
㉒広瀬から⑭濱田にパスが渡り、この位置で前を向いてボールを持ちます。
一連のパスワークがパス&ムーブで成り立っています。
徳島のキーポイントはとにかくこの2ボランチ。
技術的にも高く、攻撃の起点になります。
☆ 59分 徳島得点:0-1
右サイドからのフリーキック。クロスに対して中途半端に出たGK佐藤は触れず、こぼれ球が㉕富田の足元に。ダイレクトのシュートがジェフのディフェンスに当たって山なりのシュートがそのままゴール。
ビハインドのジェフはここから選手を入れ替え。
63分
⑯小池⇒⑩長澤
71分
➈エウトン⇒⑱吉田
83分
⑮冨澤⇒⑥山本
これが見事に当たります。
特に最後の交代であった⑥山本。
最後のカードをボランチで切るのは勇気がいることだったと思いますが、パワープレーが多くなる終盤で、セカンドボールを拾って攻撃のチャンスが生まれる事を考えれば見事な交代だったと思います。
☆ 90分+:ジェフ得点:1-1
右サイドのダイレクトの繋ぎから⑥山本がダイレクトでクロス。これが中央の⑱吉田にピンポイントでヘディング。同点。
さらに。
☆ 90分+:ジェフ得点:2-1
左サイド、⑧井出のタメから㉗阿部がオーバーラップしてクロス。エリア内に落ちたセカンドボールを⑥山本がシュート。もう一度シュート。⑪船山のシュートも弾かれるも、最後は⑩長澤のシュートが突き刺さって逆転!
この2つの得点。
注目していただきたいのは、1点目は③近藤の冷静なフィードから始まったという事。
右から左に攻めるジェフ。
時間見て下さい。アディショナルタイムですよ。
それなのに最終ラインでこの冷静さ。
すぐにボールを蹴るのではなく、一呼吸おいてからフィードを送った事で精度が高く、マイボールに収める事が出来ました。
さらに2点目。
これは㉒アランダのボール奪取から始まった一連の攻撃であった事。
結局これがラストプレーで試合終了。
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いやはや、シーズン開幕から凄いものを見せられました。
新生ジェフのお披露目がこんな形になろうとは。
ただ、この逆転劇に関しては、チームとしての戦い方というよりは、個々の気持ちとスキルで奪った勝ち点3だと思います。
最後はボールキープの能力とか、フィード、クロスの精度とか、個人個人が持てるものを出した。
でもチームとしての戦術とかではなかったのも事実。
終盤でも気持ちが切れない事は証明した。
交代選手のモチベーションの高さ、コンディションの良さも見せた。
これから、チームとしての力を高めていかないとならないですね。
とりあえず、超楽しかったです(笑)
しかし、対戦相手の分析がないといまいちパッとしないな。。
次節以降は対戦相手の分析を事前にアップしますので。
またお願いします。
WIN BY ALL!!
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