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2016-09-12 (19)
ちゃらーす☆

はてさて、なんだか分析の記事を書くのは久しぶり。
タイトルのつけかたや書き方をすっかり忘れております。
2年くらいずっと継続してやってきていても、人間忘れるものなんですね。

怖い怖い。

そして最近の記事のサムネイル画像!
ヤマト多すぎ(笑)

大活躍の証拠ですね。
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【システムのマッチアップ】
myboard
赤:ジェフ/緑:岐阜

▼ジェフ千葉

負傷の㉒アランダに代わって入ったのは⑮冨澤。
しかし、気になるのは⑮冨澤と⑩長澤の左右。
いつもは逆なのに、この試合ではこのセット。
(答えは出ないまま...)

それから、ここは試合中動くのであまり関係ないですが、2トップの並びもベースはいつもと逆だったような...
気になる。

㉜菅嶋がコンスタントに試合に出ていますね。
⑧井出も頑張って欲しい所。
(この日ベンチ外)
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▼岐阜のシステム上の狙い目は④岡根の周辺

岐阜はシステムは4-3-3を採用していますが、中盤の構成が少し独特。
3トップなんですが、中盤の構成は④岡根をアンカーにおいて、⑮田森と㊲崔はインサイドハーフくらい高い位置を取る。
そうなると当然中盤にスペースが生まれる。
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右から左に攻めるジェフ(ピンク)
岐阜は比較的前から圧力をかけてきていたものの、得意の足元の技術でプレスをかわし、このゾーンにボールを通していく。

また、相変わらず中距離のパスを上手く織り交ぜる。
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右から左に攻めるジェフ。
こういった中距離のパスを積極的に通していく。
相手のプレスの頭上を越して中盤にパスを付けるのは得意の形。

こうして相手の中央にパスを通しては守備を中央に密集させて、サイドに展開する形で主導権を握る。
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中盤に通したあとは後方からどんどん人が飛び出してきてフォロー。
空いたサイドのスペースへ⑬比嘉が積極的に上がってくる。


▼岐阜のストロングポイント、㉞田中の研究

まあ、この辺を怠るはずもない。
(長谷部さんの指示なのか、選手の判断かはわかりませんが...)

岐阜のスピードスター、㉞田中のドリブルの癖というか、好きな仕掛け方をしっかり研究。
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左から右に攻める岐阜(緑)
スピードに乗った㉞田中の仕掛けに対応するは⑳若狭。
中央へのカットインは味方が消す。

そもそも、㉞田中はこういったシーンで中央にカットインするよりも縦に突破したがるタイプ。
⑳若狭もそれをわかっていて、わざと縦を空けて待ち構える。
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そして、相手が前にぐっと出た瞬間に体を入れる。
半身前に出ている。

同様のシーンは試合中3回くらいあったものの、完全に駆け引きで勝利。
しっかりと研究していた成果。


▼テーマである距離感はしっかり継続

長谷部体制のテーマである"攻守における距離間"。
これはしっかりとこの試合でも継続が見られた。
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右から左に攻めるジェフ。
後方からの浮き球に対して、⑨エウトン、⑪船山、⑭町田の3人がしっかりと近くでプレー。
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中盤でのセカンドボール、ここでも密集を作り出す。
密集で足元の技術に持ち込めば勝てる自信もあってのこと。
手前の青枠⑭町田は、マイボールになったとわかった瞬間には前線にスプリントを開始。
頭が下がる...


▼攻守の切り替え

後半になっても攻守の切り替えを徹底するジェフ。
間延びした岐阜を相手に、容赦なく襲い掛かる。
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左から右へジェフが攻撃し、それが失敗。
岐阜がカウンターに出るが、ここで㉞田中は孤立。
瞬時に㉜菅嶋が切り替えてプレスバックで捕まえる。
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後方に控える味方も含めて複数枚で潰しにかかる。
ここで奪い返して再び攻撃。


64分 岐阜選手交代

㉔難波→⑨エヴァンドロ

68分 ジェフ選手交代

⑬比嘉→㉗阿部

左サイドのクロスの精度をアップ。
体力的な部分もあるかと。
⑬比嘉の再三のアップダウン。

しかし、それは確実に対面した⑰野垣内の体力を奪っていく...


待望の先制点は76分。


☆76分 ジェフ得点:0-1

自ゴールキックから、⑨エウトンが競り勝つと、中盤で拾った⑩長澤がドリブルでバイタルエリアに侵入。
ここで3人を引き付けると左の⑭町田へスイッチ。
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 トップスピードでボックスに侵入して、左足フィニッシュ。
⑰野垣内はここで⑭町田についていく体力は残っていなかったか。


78分 岐阜選手交代

⑰野垣内→②阿部

78分 ジェフ選手交代

㉝丹羽→④北爪

79分 ジェフ選手交代

⑭町田→⑲オナイウ


そして勝負を決める2点目。

☆86分 ジェフ得点:0-2

前からくる岐阜のプレスを右サイドで外してカウンター。
⑲オナイウがボックスに侵入すると、後方から上がってきた⑩長澤へスイッチ。強烈なシュートはバーを叩く。セカンドボールをボックス内で⑨エウトンが拾い、ゴール。

前ががかりになっていた岐阜は、まあ致し方ない失点といった所。

ここで勝負あり。

後半戦初の連勝。


【まとめ】
相手の空いている中盤のスペースへ上手くパスを通してはサイドに展開する、ジェフのリズムで試合に入る。
一つのボールに対して3人以上が絡む、テーマである距離間を徹底して何度もゴールに迫る。
相手のストロングである㉞田中への対応は対策済み。
残り時間が少なくなっても慌てないジェフはしっかりと得点。
決定機もほとんど作らせない90分間集中したゲームで完勝。
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終盤になっても落ち着いていて、
「まあ、このままやっていれば勝てるよ」
という自信すら見えた試合。

日本代表に見せてやりたい。
(しつこい)

3連勝したら大きいですよね!
来週はボクも久しぶりの現地観戦。


宜しくお願いします!



WIN BY ALL!!