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吉田に代えてオナイウを投入したジェフ。

しかし、先制点をあげたのは群馬だった。


カウンター気味に早い攻撃を仕掛けたジェフ。
しかし、ここで手数をかけて、後方に控える冨澤に戻した所だった。




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冨澤「!!!?」


後方からプレスバックに入った群馬が自陣バイタルエリアでボールを奪う。



冨澤「...しまった!!」


一気にカウンターに出る群馬。

ここぞと人数をかける!



右サイドから逆に開いた瀬川にボールが出る。


マークは若狭。



若狭「くそ。戻りが間に合ってない。中央を警戒しないと...」



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ここで距離をとった若狭。

瀬川はこの隙を見逃さなかった。


胸でボールをコントロールすると、左足を振り抜く。




シュバッ。



ゴールネットを揺らす。



優也「........ちっ!!」



実況「ゴーーーーーーール!!!」



歓喜に沸く群馬サポーター。


あわただしくなるジェフベンチ。


長谷部「.....」


ここでジェフは2枚の選手交代。


菅嶋→北爪

冨澤→アランダ


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北爪「行くよ、タカユキ君、アド!」」



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アランダ「(ナントカちーむヲタスケタイ...)」



アランダも高めの位置から攻撃に関与するようになり、攻撃の手を強めるジェフ。

北爪もサイドでランニングを繰り返す。


しかし、楽になった群馬は着実にジェフのサイドを突いてくる。


比嘉が盛り返したサイドとは逆、今度は丹羽の所に人数をかける。
リスクの少ないサイドを起点に時間をかけながらジェフの隙を窺う。


それでも攻撃時にはしっかりと前にボールを運ぶジェフ。



そして歓喜の瞬間は訪れる。



右サイドでボールを引き出した長澤が倒され、フリーキックを得る。



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船山「(今日はボールが足についてるな...前半のフリーキックの感触も良かった。良いボールが蹴れそうだ。)」


近藤「....」



船山の右足からクロスが放たれる。

ふわりと浮き上がったボールはDFラインとGKの間を突く見事なクロス。


そして。





「近藤っ!!!?」




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近藤の頭にドンピシャリ!




ファサッ。



GKが立ち尽くす。






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実況「ゴーーーーーーーーーーール!!!!」



北爪「どぅーさん!!!」


この男がやってのける。

なかなかゴールを奪えない攻撃陣を押しのけ、自らゴールを奪う。





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近藤「....あと1点。あと1点だ。」




時計は78分。


まだ10分以上の時間が残されている。






行ける!



アウェイながら会場に駆け付けたサポーターを含めて、全員がそう思っていた。


勢いを取り戻したジェフが攻勢をかける。





だが。



チームが前のめりになった隙を群馬は逃さなかった。



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前線に人数をかけたものの、中盤で群馬に奪われる。



ヤマト「まずいっ!!人数足りてない!」


この時ジェフは前線に5人が取り残されている。

町田が慌てて戻る。



中央を守るのはアランダ一人。

群馬が球際の粘りを見せる。


ジェフの最終ラインのずれを見逃さずゴール前へ...


近藤「...くっ、間に合わない!」


丹羽「優也!!!」


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優也「!!? 外れてくれ...!」


左手を懸命に伸ばし、何とか当てた佐藤。




しかし。



ふぁさっ...



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無情にもボールはサイドネットを揺らす。




実況「ここで再び群馬だーーーーー!!!」



わあぁぁぁぁぁぁ!!



スタンドが沸き立つ。



時計は83分。



ジェフの得点からわずか5分のところ。

そして残りは10分を切っている。



再びビハインドとなったジェフ。



群馬はリスクを避け、長いボールを放り込んでくる。

ジェフの最終ラインは下がりながらの対応になり、なかなか全体を押し上げられない。



若狭「チクショー!厄介なボールばっかり...!」



ただ、この試合を落とすと今シーズンが厳しいジェフの目はまだ死んでいない。



サポ「あと2点ー!あと2点だぞ!!」



サポーターの後押しを受けて、ボックス内になだれ込むジェフの選手たち。



必死に伸ばした比嘉の足がボールを捉える!



 

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比嘉「...!オラ、行ったぞセンター!!!」




ボックス内左から中央への折り返し!



この男が待っている!




背番号⑩



「長澤っ!!」




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長澤「(どうだ!!?)」



体ごと押し込んだボールがネットを揺らす。



サポーターが飛び上がる。






しかし。





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実況「フラッグが....副審がフラッグを上げているーー!なんと無情にもオフサイドの判定!!」



長澤「....ウソ、だろ...」



比嘉「一人残ってたじゃねーか!!」



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だが判定は覆らない。



この後も必死に抗うジェフだったが、それが実を結ぶ事はなかった....




ピッピッピー!!





試合終了。




2-1





ホームの群馬が勝利した。





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丹羽「なんてザマだ情けねえ...」


近藤「........切り替えだ。まだ終わっちゃいねぇぞ。」


若狭「......チクショー...」



井出「オレは、見ている事しか出来ないのか...?」



うなだれる選手たち。




長澤「......................」





「そんなに思いつめるな。今日でお終いか?そんなに勿体ない選手になるな。」




思いつめる長澤に、そう声をかけたのはこの男だった。




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長澤「グッピーさん....」


変わらない笑顔で岡本はそう励ました。


長澤「.....それもそっスね。」




悔やみきれない敗戦だった。


それでも、次節に向けて顔を上げなければならない。


きっと、全員がそう思っていると。



信じよう。








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※選手のセリフ、心情は全て妄想です。フィクションです。
試合の分析はいつも通り行っておりますので試合の流れ自体はノンフィクションですが、何卒ご留意下さい。