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※この記事は全面的にフィクションです。予めご了承下さい。




前節の京都サンガFCとの一戦。
試合後にちょっとした事件が発生した事もあって、サポーターの間はざわついている。

しかし、それでも試合はやってくる。

サポーターがまとまろうが、まとまらなかろうが、その日はやってきてしまうのだ。





「確かにちょっと荒れているみたいですね。まあ、明日は我が身ですから、そう他人事とも思ってはいられないですよ。」














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そう語るのは松本の反町監督。


よく言うぜ。
その順位につけておいて、余裕しゃくしゃくだろうに。


不敵な笑みを浮かべながらも、淡々とインタビューに答えていく。



反町「それでも、まあ、相手は関係ないですから。...........と、言いたい所なんですがね。」




ここで一呼吸おくと、苦笑いしながら続きを話し始めた。




反町「ただ、フクアリの雰囲気は脅威です。ウチのアルウィンに負けないくらいの素晴らしいスタジアムとサポーターだと思っています。そこが、もし万が一ですが、一枚岩になっていないのだとしたら、対戦相手として非常に助かるのは事実です。」



フクアリの雰囲気とサポーターに一定の評価は与えつつ、脅威には感じているようだ。



ふむふむ。

まあ、良いじゃないか。




反町「.......それから。.................船山。」







反町「アイツがねえ、まあ読めないというか、変なスイッチ入っちゃうと手が付けられない時あるからね。嫌な選手だですよ、全く。」



ジェフの要注意人物として船山の名前を挙げた反町監督。


今シーズンは得点こそ伸び悩んでいるものの、チャンスメイク、アシストの数など、評価出来るポイントは多いという。


個人スキルに関しても衰えは感じないとの事。










「...ん?そんな事言ってたんスか?反町さん。」








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練習後の船山に反町監督の話を伝えると、そんな反応が返ってきた。





いつも試合後にスタジアムを回る際には先頭を歩く船山。

 
先日の京都戦の後のサポーターとの衝突に関して聞いてみる。





船山「......ああ、あれスか。まあ、手段が正しかったかどうかは別の話スけど、反応というか、思う所は仕方ないんじゃないスかね。オレらだってめちゃくちゃ悔しかったけど、それはきっとサポーターも一緒でしょ。」



船山「とにかくオレらは前を向いてますよ。練習だって集中してるし。」



船山の頭は既に次節の松本戦に向いていた。

いつまでも暗い話題を引きずっているこちらがバカバカしくなる程に、清々しく語る。




船山「まあ、次は古巣っスからね。そりゃあ、燃えないハズないでしょ!」



そうニヤリと笑って見せると、颯爽と立ち去って行った。






か、カッケー......





松本戦と言えば、この男も外せない。







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かつてはジェフの背番号⑩を背負っていた選手だ。

松本でもひと際輝くプレーを見せている。


お土産として「ピザポテト」を持って行った所、快くインタビューに答えてくれた。





工藤「いやぁ、ジェフですね。フクアリですね。楽しみですよ。......ぱりぽり。」



工藤「せっかくだからゴール決めたいですね。2列目からガッと入ってヘディングとか叩き込みたいですね。.....ぱりぽり。」




ピザポテトをほおばりながら軽快に話してくれているものの、サラッと点決めるって言ってる。

侮れないな。



最後に、注目の選手を聞いてみた。




工藤「うーん、一緒にやってた選手とか挙げたい所なんですけど........」










工藤「長澤くん」









工藤「........背負ってるでしょ?⑩番。やっぱりちょっと意識しちゃいますね。黄色の⑩番。好きですよ。」






そういって非常に爽やかな笑顔を見せてくれた。

工藤の中で、やはりジェフの魂は生き続けているようだった。



うんうん。


いいよいいよ。




最後に食べ終わったピザポテトのゴミをサラッと手渡して去っていったけど、いいよいいよ。








「へぇ~、嬉しいなあ。自分は八千代高校だったから、ジェフの試合はよく見てたし。」









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長澤「もちろん、工藤さんのプレーも見てました。その選手のつけてた番号を背負って、その選手と対戦しようって言うんですから。しかもフクアリで。特別です。」



長澤は自身の高校生活を思い出すかのように語る。

懐かしんでいる柔らかな横顔は、男のボクですら惚れてしまいそうだ。




長澤「工藤さんと自分とじゃ、プレースタイルも全然違うので、単純比較は出来ないと思うし、そこがオモシロイとも思います。ポジション的にもマッチアップする事が多いと思いますから、サポーターの皆さんにも、そこは楽しんでもらいたいですね。」




意欲十分。


良い準備が出来ているようだった。



最後は握手で終わったが、手を握りつぶされるかと思った。






..........ドイツで鍛えられたフィジカルは並みじゃなさそうだ。








現在、ジェフのサポーター界隈はざわついている。


前節の衝突から、サポーター、団体、クラブ、選手。


色々な所に憶測と意見が飛んでいる。



暗い雰囲気に覆われてしまっているが、「一喜一憂しない事」。





今一度原点に戻ろう。


松本戦が楽しみだ。















「安心して下さい。ボクらはやりますよ!!!」













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※何度も言いますが、これは全てフィクションになります。
皆さんはzu-ka-ki-の妄想の世界を覗いているだけですよ。