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※この記事は全面的にフィクションです。予めご了承下さい。
いよいよ2017シーズンが始まる。
2016シーズンにREVOLUTIONをスローガンに掲げ。
大量の選手入れ替え。
シーズン途中には関塚監督から長谷部監督代行へのスイッチ。
しかし、結果は過去最低の順位となってしまった...
今シーズンは新たなスローガン「Pasion」を掲げる。
しかし、昨シーズンのREVOLUTIONは継続しているのかもしれない。
監督として久しぶりに外国人監督を迎え。
長谷部コーチ、江尻コーチを始めとした手厚いサポート体制。
ジェフにゆかりのある選手、スタッフの帰還。
選手の契約についてのホームページ上での発表。
サポーターの間にも動きが見られ、置かれた状況や直面する課題に立ち向かっている姿勢も伺える。
「2017シーズンは違う」
そう思わせる何かがある。
絶対に昇格出来るとか、圧倒的に強いとか、そういう事ではなく...
何かが変わり始めている。
歯車が動き始めている。
そう感じさせる。
そんないつもと違うシーズンの開始直前に、選手、スタッフに話を聞いてみた。
...気がする。
「初めまして...かなぁ?zu-ka-ki-さん?」
少し戸惑いながらも笑顔を絶やさない男はそう言って握手に応じてくれた。
ボクは羽生が昔在籍していた頃はまだサポーターではなかった。
だから、これが初めましてだ。
羽生「噂は聞いていますよ。面白いサポーターの方がいらっしゃるって。」
zu「...!!?」
おいおいおい、羽生よ。
いきなりの先制パンチを繰り出してくるじゃあないか。
そんな事言われたら照れすぎてテルテル坊主にでもなりそうだよ、こっちは。
羽生「なんでも、審判の格好して街に出て変な事やってるってw
面白いですね...笑」
...ぅおい。
そっちかい。
サポーターを盛り上げているとかじゃないんか。
確かにね。
そんな事もやっていたよ。
これね。
そうね。
引っ張り出してこないでね。
いや、良いんだけれど。
合成じゃないよw
羽生「...とにかく、戻ってきたのもそれなりの覚悟を持っての事だし、スタメンだろうが途中交代だろうがベンチだろうが、ベンチ外だろうが。チームが昇格する為に出来る事はなんだってやりますよ。」
頼もしい。
非常に力強い眼差しを残して去っていった。
彼と別れた直後にUFOを見たような気がしたんだけれど、ボクの過去を掘り下げられて動揺して、幻覚を見たに違いないきっとそうだ。
そこへ一人の若武者が通りかかる。
思わず見落としてしまいそうだったが、なんとか声をかけて捕まえる。
「............ぁ(声かけられないようにしてたのに)。」
少し俯きながら対応してくれたのは、高校チャンピオンの10番。
高橋壱晟だ。
今シーズンへの意気込みを聞いてみる。
壱晟「...ぇと......頑張ります。点は取りたいです。」
シンプル!!
いや、良いんだ。
そんなピッチの中と外でキャラクターが違う感じがまたそそるぜ...!
壱晟「開幕でスタメンとか張れたら良いですよね...少しでも早くプロの試合に出たい。まずは26日の開幕戦なんですけど............それでも、フクアリでの試合が待ち遠しいです。」
.......聞いたかみんな。
最高のサポートを見せてやらねばだ!!
壱晟「.....でも、その為にも開幕でしっかり勝って、良い状態でフクアリに帰ってきたいと思います。」
ほんの少しだけはにかんで足早に引き上げていった。
爽やかな風が吹いた。
zu-ka-ki-は2歳若返った。
「...何変な顔してんスか?」
ニヤニヤしながら話しかけてきたのはエースナンバー。
町田也真人だ。
ゴホン!
...気を取り直して、今シーズンの意気込みを問う。
町田「........結構気合入ってます。多分、周りから見えてる以上に。」
キリッと目つきが変わる。
町田「今シーズンから10番を背負う事になりました。心機一転...」
町田「......なんて言わないですよ。俺は昨シーズンを忘れるつもりは無いですから。」
町田「やっぱり悔しかったです。俺としては在籍してから個人成績は一番良かったのに、チームの成績は一番良くなかった。俺はチームに結果をもたらす事が出来なかったんです。その悔しさは、今シーズンも背負っていくつもりです。この10番と一緒に。」
ヘラヘラ、ニヤニヤしながら話しかけてきたかと思えば、芯の所は全くブレずに頼りがいがある。
好きだ。
好きにならないハズがない。
町田「だってさ、毎年気持ち入れ替えちゃったら出来ないでしょ。"継続"。」
じゃ。
と言って、猫背気味にへこへこして立ち去って行った。
けれど、その背中はかっこよかった。
そろそろ上がろうかなと思っていた所へ、最後までフリーキックの感触を確かめていた清武がやってきた。
熊本で震災を経験し、中断明けの初試合がフクアリでのジェフ戦。
あの時の心境について聞いた。
清武「本当にね。口先で語るのは簡単なんですよ。サッカー選手である前に、一人の人間として感じる事がたくさんありました。この場で語るのはやめておきますけど、相当脳裏に焼き付いているのは確かです。」
清武「それ故に、人の声が染みたというか...中断明けのフクアリで感じた感覚は、言葉に出来ないものでした。」
少し物憂げな表情で清武は語る。
思う所や、伝えたい事がたくさんあるだろうけれど、今聞くべきではないなとボクも感じ取れた。
清武「...でも、あれより凄んですよね?"本気のフクアリ"。」
ニヤリと笑う。
清武「それを楽しみに頑張りたいと思います。そんな光景が見れるように、僕に出来る全てを懸けるつもりっス!」
さて。
全員にインタビューする事は出来なかったが、熱い選手が集まった。
オフが明ける。
待ちに待ったリーグの開幕。
全てを懸ける準備は良いか?
「俺へのインタビューは無いんかーい!」
2/26(土)14:00キックオフ。
※この記事は全面的にフィクションです。予めご了承下さい。
いよいよ2017シーズンが始まる。
2016シーズンにREVOLUTIONをスローガンに掲げ。
大量の選手入れ替え。
シーズン途中には関塚監督から長谷部監督代行へのスイッチ。
しかし、結果は過去最低の順位となってしまった...
今シーズンは新たなスローガン「Pasion」を掲げる。
しかし、昨シーズンのREVOLUTIONは継続しているのかもしれない。
監督として久しぶりに外国人監督を迎え。
長谷部コーチ、江尻コーチを始めとした手厚いサポート体制。
ジェフにゆかりのある選手、スタッフの帰還。
選手の契約についてのホームページ上での発表。
サポーターの間にも動きが見られ、置かれた状況や直面する課題に立ち向かっている姿勢も伺える。
「2017シーズンは違う」
そう思わせる何かがある。
絶対に昇格出来るとか、圧倒的に強いとか、そういう事ではなく...
何かが変わり始めている。
歯車が動き始めている。
そう感じさせる。
そんないつもと違うシーズンの開始直前に、選手、スタッフに話を聞いてみた。
...気がする。
「初めまして...かなぁ?zu-ka-ki-さん?」
少し戸惑いながらも笑顔を絶やさない男はそう言って握手に応じてくれた。
ボクは羽生が昔在籍していた頃はまだサポーターではなかった。
だから、これが初めましてだ。
羽生「噂は聞いていますよ。面白いサポーターの方がいらっしゃるって。」
zu「...!!?」
おいおいおい、羽生よ。
いきなりの先制パンチを繰り出してくるじゃあないか。
そんな事言われたら照れすぎてテルテル坊主にでもなりそうだよ、こっちは。
羽生「なんでも、審判の格好して街に出て変な事やってるってw
面白いですね...笑」
...ぅおい。
そっちかい。
サポーターを盛り上げているとかじゃないんか。
確かにね。
そんな事もやっていたよ。
これね。
そうね。
引っ張り出してこないでね。
いや、良いんだけれど。
合成じゃないよw
羽生「...とにかく、戻ってきたのもそれなりの覚悟を持っての事だし、スタメンだろうが途中交代だろうがベンチだろうが、ベンチ外だろうが。チームが昇格する為に出来る事はなんだってやりますよ。」
頼もしい。
非常に力強い眼差しを残して去っていった。
彼と別れた直後にUFOを見たような気がしたんだけれど、ボクの過去を掘り下げられて動揺して、幻覚を見たに違いないきっとそうだ。
そこへ一人の若武者が通りかかる。
思わず見落としてしまいそうだったが、なんとか声をかけて捕まえる。
「............ぁ(声かけられないようにしてたのに)。」
少し俯きながら対応してくれたのは、高校チャンピオンの10番。
高橋壱晟だ。
今シーズンへの意気込みを聞いてみる。
壱晟「...ぇと......頑張ります。点は取りたいです。」
シンプル!!
いや、良いんだ。
そんなピッチの中と外でキャラクターが違う感じがまたそそるぜ...!
壱晟「開幕でスタメンとか張れたら良いですよね...少しでも早くプロの試合に出たい。まずは26日の開幕戦なんですけど............それでも、フクアリでの試合が待ち遠しいです。」
.......聞いたかみんな。
最高のサポートを見せてやらねばだ!!
壱晟「.....でも、その為にも開幕でしっかり勝って、良い状態でフクアリに帰ってきたいと思います。」
ほんの少しだけはにかんで足早に引き上げていった。
爽やかな風が吹いた。
zu-ka-ki-は2歳若返った。
「...何変な顔してんスか?」
ニヤニヤしながら話しかけてきたのはエースナンバー。
町田也真人だ。
ゴホン!
...気を取り直して、今シーズンの意気込みを問う。
町田「........結構気合入ってます。多分、周りから見えてる以上に。」
キリッと目つきが変わる。
町田「今シーズンから10番を背負う事になりました。心機一転...」
町田「......なんて言わないですよ。俺は昨シーズンを忘れるつもりは無いですから。」
町田「やっぱり悔しかったです。俺としては在籍してから個人成績は一番良かったのに、チームの成績は一番良くなかった。俺はチームに結果をもたらす事が出来なかったんです。その悔しさは、今シーズンも背負っていくつもりです。この10番と一緒に。」
ヘラヘラ、ニヤニヤしながら話しかけてきたかと思えば、芯の所は全くブレずに頼りがいがある。
好きだ。
好きにならないハズがない。
町田「だってさ、毎年気持ち入れ替えちゃったら出来ないでしょ。"継続"。」
じゃ。
と言って、猫背気味にへこへこして立ち去って行った。
けれど、その背中はかっこよかった。
そろそろ上がろうかなと思っていた所へ、最後までフリーキックの感触を確かめていた清武がやってきた。
熊本で震災を経験し、中断明けの初試合がフクアリでのジェフ戦。
あの時の心境について聞いた。
清武「本当にね。口先で語るのは簡単なんですよ。サッカー選手である前に、一人の人間として感じる事がたくさんありました。この場で語るのはやめておきますけど、相当脳裏に焼き付いているのは確かです。」
清武「それ故に、人の声が染みたというか...中断明けのフクアリで感じた感覚は、言葉に出来ないものでした。」
少し物憂げな表情で清武は語る。
思う所や、伝えたい事がたくさんあるだろうけれど、今聞くべきではないなとボクも感じ取れた。
清武「...でも、あれより凄んですよね?"本気のフクアリ"。」
ニヤリと笑う。
清武「それを楽しみに頑張りたいと思います。そんな光景が見れるように、僕に出来る全てを懸けるつもりっス!」
さて。
全員にインタビューする事は出来なかったが、熱い選手が集まった。
オフが明ける。
待ちに待ったリーグの開幕。
全てを懸ける準備は良いか?
「俺へのインタビューは無いんかーい!」
2/26(土)14:00キックオフ。
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