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㉕茶島がボランチの位置で相手のプレスをかき乱し。



⑪船山が相手組織に亀裂を生み出し。



後方からは精度の高いフィードが繰り出される。










それでも京都は何とかジェフを崩そうと、引き続き前に出てくる。

ジェフはそこにカウンターを打ち込む事を虎視眈々と狙っているものの、④エベルトからの配球や裏への対応に難がある所を突いてくる。






45分







京都がシンプルにジェフ左サイドの裏のスペースにボールを送ると、バックステップで対応しようとした④エベルトがこれをかぶる!



完全に裏へ抜け出されて、フリーの状態を作ってしまう!








エリア内に侵入され、京都にシュートを許す!!

















ガシィ!!!














鋭いスライディングがシュートを弾き飛ばす!










近藤
「そう簡単にやられてたまるかよ........!」











実況
「と、止めたのはキャプテン近藤直也ぁぁぁぁぁぁ!!!味方のミスを救うビッグプレー!!」






エベルト
「ちっ...............すまん、ドゥーさン。」








近藤
「まぁ、気をつけて欲しい所だが、お前の強みはそこじゃないからな...............足りない部分は出来るだけこっちでカバーするから。」











前半終了間際のピンチをなんとか凌ぎ、後半戦に臨む。




後半に入ると、京都は最終ラインから闘莉王を1列上げ、ボランチの位置で起用してきた。









この立ち位置の変化もあってか、後半はイーブンな展開が続く。

なんとか試合を優位な展開に戻したいジェフ。


59分
㉜杉山 → ⑳矢田



ここでシステムを変更。



指宿
為田 矢田 船山
熊谷 茶島
エベルト 近藤 鳥海 溝渕



最終ラインを4枚にし、⑳矢田をトップ下に配置。
これで試合を決める3点目を取りに行きたいジェフだったが、アクシデントが発生する。





65分
⑯鳥海 → ②ゲリア




足を痛めて⑯鳥海が離脱。


鳥海
「ってぇ~......くそ、まだまだこれからなのに.............!」






近藤
「まぁ、あとはこっちでなんとかしておくから。お前は大事を取って治療に専念して休んでおけ。
まだまだ教える事が山ほどある。」





アクシデントによる交代にはなったが、新加入の②ゲリアにとっての初出場。
CBを④エベルト、③近藤として、②ゲリアは左SBに入った。









ゲリア
「Jリーグのレベルはかなり上がっていると聞ク.......マーケティング面で見れば世界的に物足りないかもしれないが、選手のレベルは高いト。
まずはしっかりと体を慣らしていかないとナ...........」







スタートこそ、試合に入るのに少し苦戦した様子だったが、次第に持ち味のアジリティを発揮し始める。

裏を取られそうになり、味方がカバーリングに向かおうとした時、自らのスプリントで結局追いついてしまう場面もあった。








だだ、システムを変更したジェフだったが、目に見えた効果は出てこない。
体力的な厳しさもあり、徐々に全体が間延びし始める。

すると、前半は圧倒的に支配出来ていたセカンドボールを京都に拾われる事が目立ってくる。








船山
「はぁ...はぁ..............さすがにしんどくなってきたな...
おれの後ろにいるアイツなんか死にそうなくらいだ。」」










溝渕
「ぜぇ.........ぜぇ.....................きちぃ.........................!」








ただそれでも足を止めないのが彼の良さだった。

さすがに京都も間延びが目立ち始め、次第にオープンな展開になり始めた局面でも、チャンスと見るや右サイドを駆け上がり、サイドの深くまで侵入していった。


攻撃が形にならなければ、ダッシュに近い形で自陣の持ち場に戻る。


愚直にアップダウンを繰り返していた。







溝渕
「ぜぇ......ぜぇ........SBは相変わらずライバルが多い.......ゲリアも入ってきて、場合によってはチャジ君が入る事だってあるんだ................
毎回死ぬ気でやらないと............................あとで後悔すんのだけは絶対にご免だ!!!」













京都に持ち直されたものの、それでも押し込まれるには至らず、ジェフにもチャンスは巡ってきた。
後は守備陣が奮闘する。









86分






ジェフ左サイドでの京都スローインから同サイドを破られると、クロスを放り込まれる。
中央待ち構える京都FWが後ろ向きでボールをキープすると、バイタルエリアに落とし。



ここから強烈なシュートを放つ!!















バチィ!!!















実況
「止めるぅぅぅぅぅ!!!!ここでジェフの守護神ロドリゲスがビッグセーブゥゥゥ!!!」






エベルト
「ナイスだ、ルソ!!」






ロドリゲス
「前節みたいな不用意な失点はいらなイ.......絶対に0ダ!!!」









必死に追いすがる京都。
しかし、指揮官は守りに入る事を許さない。







エスナイデル
「わかっているナ..........我々がこの状況で何をすべきかヲ......何を目指すのかヲ!!」











86分


中盤で⑱熊谷がボールを持つと、京都がパスを警戒して身構える。

それを見た⑱熊谷のプレー選択は”ドリブル”だった。







京都DF
「くっ...........自分でも運んでくるのかよ...!」







熊谷
「(2ボランチならこのプレーを選択出来る!)」






相手の陣形を乱すと、左サイドを駆け上がる⑬為田へ。

ここで放ったシュートは残念ながらキーパー正面。











そして尚も攻める。




後半アディショナルタイム、左サイドで⑬為田がボールを奪うと、大きなワンツーでそのまま左サイドの裏のスペースを駆け上がる!







十分に相手を引き付けると、マイナスのパスをバイタルエリアへ!









為田
「アシストチャ~ンス!!」








ドンピシャのタイミングで走り込んできたのは⑳矢田!!


利き足とは逆の右足でダイレクトに合わせるが、狙いすましたシュートは枠の僅かに右上へ.....












為田
「はっ........!旭くーん!!!(涙)」





矢田
「(..........すまん、タメ.........)」













ピッピッピーーーーーーーーーー!!!












試合終了











試合全体を振り返れば、2-0の安定したゲームだったのかもしれないが、そこに油断や慢心は無かった。
最後まで必死に走り抜いたからこそ、得られた結果だった。


 








エスナイデル
「....ウム。最後まで見せた姿勢は評価出来ル。そのスタイルを新加入の選手にも浸透させ、競争と共存の中で我々はここから反撃に出ル.....!」

























為田
「....むぅ~..........旭くんにご飯奢って貰おうぜ、アンドリュー。」






熊谷
「俺を巻き込むな。俺は点取ったから勇人さんにでもたかろうかな(笑)俺は点取ったから。」











Fin
※選手のセリフ、心情は全て妄想です。フィクションです
試合の流れ自体はノンフィクションですが、何卒ご留意下さい。