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ちゃらーす☆

さて、本日は頑張って二つ目の記事をアップしよう。

今節もなかなか面白いカードが揃っているので。

もちろんマンチェスターダービーは扱うつもりだケド、こっちの試合を見る時間も取れたから、簡単にまとめます。

でも、この試合に関しては、戦術的な部分というよりも、チームとしての完成度の違いが出たなという印象。
そして、結果が物語るように、アーセナルの方が明らかにチームとしての完成度が上だったので、かなりアーセナルに寄った記事になってしまっているかも。

ご了承ください。

とりあえず、毎回この試合やバイエルン戦くらいのクオリティを保てれば、個人的にはプレミアトップのフットボールを展開していると思います。

この試合でポイントになったのは、"チーム全体での守備意識と攻撃の選択肢"ってトコですかね。

※この試合のまとめは、簡易にしております。
時系列ではなく、両チームのポイントをまとめている形になります。
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【システムのマッチアップ】
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※図はアーセナル側から
赤:アーセナル/青:エバートン

▼アーセナル
いつも通りのシステム。

4-2-3-1

なんといっても注目は、最前線には⑫ジルーが起用されているという事。

ここ最近は⑭ウォルコットを起用していて、これが結構ハマっていました。
全体的にスピードを持った選手が多いアーセナル。
トップにもスピードスターを起用する事で、ガンガン相手の裏を狙っていました。

しかし、先日のチャンピオンズリーグ、バイエルン戦で見事に決勝ゴールを挙げたフランス人ポストプレーヤーの活躍を買って、今節で先発起用するに至ったわけです。

⑭ウォルコットに代わる前は決定機をものに出来ない場面も多く見受けられ、ベンチを温める日々が続いていましたが、出番が回ってきた形ですね。

何故ここまで⑫ジルーに文字を使うかと言うと、良かったからに他なりません。
今の⑫ジルーみたいなタイプは、チェルシーやシティに必要な選手かもしれませんね。


▼エバートン
いつも通りのシステム。

4-2-3-1

システムはアーセナルと同じミラーゲーム。
両サイドがいつもと異なる起用で、⑫レノンと⑲デウロフェウ。

そして、全体的に若い選手が多いですね。
左SBの㉜ギャロウェイと、トップ下の⑳バークリー。

最終ラインの⑤ストーンズも若い。

となると、フィールドでチームをまとめるのは⑱バリーになるでしょうか。

まあ、これが上手く回らなかったのが大きな痛手となった気がします。


【注目ポイント】
とにかく、まずは攻守の切り替え。
2列目、3列目の選手の守備への切り替え、意識の高さが両チームで大きな差となりました。

それから、攻撃時の前線の選択肢の数にも大きな差がありました。
2列目、3列目の攻撃参加、追い越していく動き。
ここの差が、チームの差として現れていた気がします。
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▼攻撃時に動きが少ない事で、選択肢が無い...
エバートンの攻撃。
折角ファイナルサードに入っても、エバートンの選手たちは、"自分が欲しい場所"で受けようとする傾向が強く見られたように思えます。

それも一概に間違っているとは言えませんが、自分が欲しい場所が必ずしも得点に最も近いとは限りません。
相手が入られたくない場所とか、場面によって空いたスペース、スペースを空けるプレーが必要です。

しかし、エバートンの攻撃陣は足を止めてボールを待つ傾向が強かった。
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右から左に攻めるエバートン(青)。
主審のすぐ上の⑩ルカクから縦パスが入り、⑩ルカクはそのままパス&ゴー。

この縦パスが入った瞬間こそが、攻撃のスイッチを入れるべき瞬間ですが、ペナルティアークの中にエバートンの選手2人。
全く動いていないんですね。

ポジションも重なっているし、動きも無い。
こうなると、次のプレーは自ら振り向くか、⑩ルカクを使うしかない。

結果として⑩ルカクに戻した所をカットされてしまいました。

⑩ルカクのコースを空ける動きや、自らがボールを引き出す動きが欲しい所ですね。


また、後方からの追い越しも無いので、攻撃に厚みが出ません。
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左から右に攻めるエバートン。
左サイドで仕掛ける⑩ルカク。
他の選手は最終ラインと同じラインでボールを待ちますが、ここでマイナスのパスの選択肢が無い。
後方から上がってくる選手がいない為、ただボールを放り込んで合えばシュート。

これだとセカンドボールも拾いづらい為、攻撃に厚みは出ません。


▼一方、次々と選手が飛び出してくるアーセナル...
一方のアーセナルに関しては、3列目の⑲カソルラ、両SBも含めて次々と攻撃に選手が顔を出します。
ボールが動けばすかさず人も動く為、常にたくさんの選択肢があります。
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右から左に攻めるアーセナル(赤)。
左サイドから⑰サンチェスが切り込んでバイタルエリアに預けてパス&ゴー。

この時、左SBの⑱モンレアルは追い越す動きをしていましたし、このパスが通る瞬間には逆サイドで㉔ベジェリンが構え、⑰サンチェスは裏のスペースへ。⑫ジルーは中央で背負って受ける準備。

各々がボールを受ける動きをしている為、エバートンは的が絞れない。そのうえ、後方から追い越す形で裏に飛び出していくので、エバートンの最終ラインはバランスを崩し、オフサイドが取れなくなる。

結果として、⑰サンチェスが裏を取って、ビッグチャンスを迎えます。


▼前線のヘルプが無く、苦労するエバートンの後ろからの組み立て...
やっとの事で最終ラインが守ってボール奪取しても、前線の選手が降りてこない事で、組み立てにも苦労します。

アーセナルはチーム全体が一つの塊として上下動をしているのに対し、エバートンはラインを押し下げられ、前線での攻守の切り替えは遅く、全体が間延びした結果、後方と前方が切り離されます。
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左から右に攻めるエバートン。
画像上部でボールを持つ㉜ギャロウェイですが、サポートがあまりに少なく孤立。
前線の選手が降りてこない事で後ろで停滞し、危険なバックパスや横パスの選択肢しか無くなっています。


▼⑫ジルーのポストプレーが上手過ぎる...
⑭ウォルコットがセンターフォワードの時には望む事が出来ない、ポストプレー。
⑫ジルーが入った事でスピードは落ちたものの、ポストプレーが出来るようになります。

結果としては、これがアーセナルのストロングポイントを活かす事となりました。

アーセナルのストロングポイントは2列目ですよね。
(⑲カソルラも含めて)

この前線の選手が近い距離間でポジションチェンジを繰り返しながら、次々に選手が追い越していく動きです。

その為には2列目以降の選手が攻撃に参加する時間を作り出す必要があるわけですが、その時間を生み出すのが⑫ジルーのポストプレーってわけです。

中距離、短距離のポストプレーを次々に決める事で味方の押し上げる時間を作り出し、中途半端にサイドに流れる事も少ないので、エバートンのラインを押し下げる事が出来ます。


▼⑩ルカクでタメて、追い越す事が出来れば...
これが継続出来れば、エバートンにも十分なクオリティの攻撃が展開出来たかと思います。
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右から左に攻めるエバートン。
左サイドで⑩ルカクが3人を引き付けてタメを作ると、⑳バークリーと⑲デウロフェウが追い越してきてスイッチ。

一気にゴール前まで運び、チャンスを演出。

エバートンは⑩ルカクをもう少し上手く活用すべきだったかと思いますね。


▼チーム全体でのハードワーク...
アーセナルは、⑫ジルー、⑰サンチェスのハードワークぶりは見事ですし、⑲カソルラも闘えます。
チーム全体の守備意識は高く、攻守の切り替えも早い。

前半、相手GKハワードへのチェイスも3度ほど見せ、どれもあと一歩でカット出来る所まで追い込んでいます。

一方のエバートンは⑩ルカクはおそらく守備を免除されていて、他の2列目の選手の守備意識も低い為、徐々に全体が間延びして悪循環に陥って。。



さらにエバートンが痛かったのは、リーダーの不在。

フィールド上でチーム全体を落ち着かせる存在がいなかったのは痛手でした。

本来であれば⑱バリーが担うべき役割ですが、そのバリーも熱くなって終盤には退場する始末。

若い選手が多く、判定にいちいち文句を垂れては腐って守備をしない。
フラストレーションばかりを溜め込んで視野が狭まり、プレーのクオリティも落ちる。

⑲デウロフェウなんかは完全にセルフィッシュな状態。


結果以上にアーセナルが上回った印象でした。
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さて、アーセナルの強さが目立ちましたが、どこか試合巧者ではない印象なんですよねー。
もう少し巧い試合の終わらせ方も出来たかと思います。
試合の運び方というか。

エバートンは完全に頭から湯気が出ている状況だったので、得意のパスワークでいなせば良かった。

勢い任せで突っ込んでくるエバートンに対して、真っ向からぶつかりに行った為に終盤は危ないシーンも作られた。

チェフがいなかったらホント、どうなっていたかわからないでしょ(^^;)

全体的なクオリティが高いだけに、あとはゲームを進めていく、終わらせていく巧さが加われば怖いもの無しになるかと思います。


メモメモ♪